理工学術院・高西教授ら、新型車椅子ロボットを開発
―介助なしでも楽に乗車し移動が可能に

Pressrelease
2009年8月27日

従来の車椅子よりも飛躍的に乗り降りがしやすくなっている    
早稲田大学や九州大学、テムザックなど国内外10機関でつくる「ベーダ国際ロボット開発センター」(以下「ベーダセンター」=理事長:橋爪誠・九州大学教授、理事:高西淳夫・早稲田大学理工学術院教授)は、背もたれがない新型車椅子「RODEM(ロデム)」を開発しました。上半身を起こせる人であれば介助がなくても一人で乗り降りや移動が容易になるなど、行きたいところへ自由に行けることが特徴となっています。
ロデムは“座らない”車椅子として、ユーザーの生活空間を広げ、自立度をアップして質の高い生活を実現して欲しいとの思いで開発した介護・福祉移動ロボット。スクーターのような形の補助輪のついた二輪駆動方式で、背負われるような姿勢で乗車し、従来の車椅子では背中・腰にかかっていた負荷を胸・膝・お尻に分散できます。また、ボタン操作でサドル部分を上下させ、高い棚などにも手が届くようになりました。

サドルが上下し、高いところにでも手が届く    
日本は世界一の速度で高齢化が進んでおり、2050年には国民の3人に1人が65歳以上という未曾有の少子高齢者社会が訪れるとされております。また疾患による機能障害や生活障害、交通事故や労働災害などの影響に伴う身体障害者も増加しており介護や看護の問題が年々深刻となり、近年、解決策のひとつとして介護・福祉ロボットへの期待が高まっております。ベーダセンターはロデムを生産するパートナー企業を募っており、1年後をめどに量産を目指しています。

スペック
名称 ユニバーサルビークル ロデム(RODEM)
型番 M1-1
寸法(全長×全幅×全高) 1220×690×1170 ㎜
座面高さ 380~700 ㎜
座面姿勢角度 ±15°
重量 約100 ㎏
バッテリ 密閉型鉛蓄電池
充電方式 プラグイン方式
駆動方式 独立二輪駆動
速度(前進時) 高速6km/h・中速3.5km/h・低速1.0km/h
最小旋回半径 850 ㎜
稼動時間 約4 時間
コントローラ ジョイスティック方式による全方位無段階電子制御
装備品 前照灯
方向指示器
後方反射板
オプション(追加機能) 坂道自動制御
障害物自動回避制御
GPS 搭載におる自己位置認識
目的地自律ナビゲーション機能
搭乗時バイタルデータ検出・センター送信
音声認識コントローラ

「ベーダ国際ロボット開発センター」
ベーダセンターは九州大学、早稲田大学、システムバイオロジー研究機構、フラウンホーファーIAIS(ドイツ)、聖アンナ大学院大学(イタリア)、金沢工業大学、京都大学、九州工業大学、株式会社テムザックの国内外10機関のロボット工学、先端医療などの分野の世界トップクラスの研究者を構成員とする新法人です。平成21年5月25日に福岡県宗像市の旧町役場跡内に開設しました。国際的な頭脳集団の結集により、医療・介護・生活支援分野のロボット開発を加速させ、産業化に直結する活動を行っております。


◆本件に関するお問い合わせ先
ベーダ国際ロボット開発センター

電話0940-34-6050
E-mailinfo@veda-robot.com
URLhttp://www.veda-robot.com

以 上