理工学術院・入江正之教授、「村野藤吾賞」を受賞
スペイン・カタロニア地方の伝統的石造民家を修復・再生

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2009年6月1日
早稲田大学

 理工学術院・入江正之教授が、廃墟状態となっていたスペイン・カタロニア地方の伝統的石造民家「マジア(masia)」を修復・再生させた『実験装置/masia2008』(新建築2008.9掲載)で、第22回「村野藤吾賞」を受賞しました。

【受賞理由】
建築作品「実験装置/masia2008」はスペイン、カタロニアの伝統的石造民家マジアの修復・再生作品であり、組積造の壁の祖形を際だたせつつ、それを未来に引き立ててくれる鉄の架構体を拮抗させることに努めることによって、建築の初源を、住まうことの直感を喚起する舞台として問い直したこと。そして、大地と永い歴史の中から隆起した壁とその足下に居る石、そして赤く錆びた鉄、黒く磨かれた鋼鉄の協演に、市民が心を揺らしているように、日本とスペインの国際的な文化交流に大きく貢献したこと。
   

    【入江教授コメント】
早稲田大学名誉教授であった今井兼次先生が、大多喜町の庁舎の作品で建築学会賞を受賞されたとき、64歳でしたが「これでやっと私も建築家の新人となった」、と日本芸術院会員で建築家・早稲田大学名誉教授の池原義郎先生にお話しされたと、伺っております。そのような言葉を身近に聞きながら、少しでも優れた建築作品を社会に送り出すべく、努力したいと思っております。

【村野藤吾賞とは】
村野藤吾賞(むらのとうごしょう)は村野藤吾記念会によって過去三年に遡り最も優れた建築に対して授与される賞。村野藤吾は早稲田大学理工学部建築学科出身の日本を代表する建築家であり、1955年日本芸術院会員、1967年に建築家として二人目の文化勲章受賞者である。1984年の没後、先生のご功績を記念するべく1988年より顕彰制度が設立された。建築デザイン分野の最高の賞とされる

撮影:石黒唯嗣
以 上