2016年5月12日(木)から30日(月)にかけて、リニューアル2年目を迎えた早稲田小劇場どらま館で開催された「どらま館フェス2016」。参加した公認サークル3団体から、公演を終えてのコメントが届きました。各団体さまざまな挑戦をしていたようで、公演内容と同様に、三種三様の面白いコメントとなりました。
5月12日(木)~16日(月)
SEIREN 『サマータイムマシン・ブルース』
SEIRENでは、『サマータイムマシン・ブルース』という、映画化もされていて著名なヨーロッパ企画原作の作品を上演しました。
SEIRENはミュージカルサークルですので、初めてストレートプレイの舞台に立つ役者が多く、良くも悪くも、他と比べて演劇慣れしていない「新鮮さ」があったように思えます。また演出も、ミュージカルの華やかさ、壮大さを意識しました。他の演劇サークルにはない、ミュージカルサークルらしい明るくて爽快な作品が作れたと思っています。逆に、劇団(森)さん、the pillow talkさんを観劇する中で、せりふ回しの自然さ、間の取り方、世界観の作り方などは、やはり自分たちはまだまだだなと感じました。今後も他劇団と積極的に交流を図り、芝居の力を磨いていきたいと思います。〔教育学部 4年 一柳 貴洋(企画・演出)〕
5月21日(土)~23日(月)
(劇団)森 『ジャッジ イン ディスコ』
今回合同でフェスを行った2つの団体とは違い、(劇団)森は新人訓練を受けている訳でも、プロから演出を受ける訳ではありません。そんな私たちが、今回の「どらま館フェス」で新入生を楽しませる公演を行うにはどうしたらよいのかを考え、その結果難しいことはせず、とことん分かりやすく「歓迎」を表すために、照明と音響を派手にすることなどで工夫を凝らしました。
この新歓公演を見て入団した新入生が、今度は自分たちが楽しませる番だという気持ちを抱いてくれたらうれしいことだと思います。〔文化構想学部 3年 青木 祐樹(幹事長)〕
5月27日(金)~30日(月)
the pillow talk 『グランメゾン・アカシア』
the pillow talk(公認サークル「演劇倶楽部」内ユニット)は今年で結成2年目に突入し、本作で11作目となります。今回は、原点である会話劇に再度挑みました。舞台ならではの表現の模索とリアルな会話劇の追究をテーマに、思いっきり実験をし、僕たちの現時点での答えを本作ではお見せしました。
SEIRENさんはミュージカルから離れて会話劇に挑戦し、(劇団)森さんはどらま館をディスコに変えてしまうなど、他の団体も本企画でいろんな挑戦をしていたように思います。今後も挑戦、実験を繰り返し、実力を積み、さらに面白い舞台をお見せできるよう精進します。〔教育学部 4年 西村 優駿(制作)〕
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