競技スポーツセンターは、早稲田アスリートプログラム(WAP)のボランティア・地域貢献活動の一環として「視覚障がいの方のための伴走ボランティア活動」を部員に広報し、参加を募っています。6月は5部の体育各部から14名、7月は9部の体育各部から56名の部員が参加し、伴走を通じて視覚障がいのあるランナーの方々との交流を行いました。
伴走ボランティアとは
◆開催日
毎週日曜日 午前9:30~12:00
◆会場
代々木公園(渋谷区)
◆概要
視覚障がいのある方のランニングのペースにあわせて伴走する
◆主催者
第1日曜日:日本盲人マラソン協会
第2/4/5日曜日:アキレスインターナショナルジャパン
第3日曜日:東京視覚障害者ランニングクラブ
活動報告
6月、7月は、多くの体育各部メンバーが初めて伴走活動に参加しました。集合後にまず、1周1.8キロメートルの試走を行ってコース進路を確認します。そして、朝礼と準備体操後に事務局によるマッチングが行われ、視覚障がいを持ったランナーとの伴走がスタートします。ボランティアは障がい者ランナーと約50センチメートルの伴走ロープを握り、学生生活やスポーツ、音楽や趣味、将来の夢など、日々の生活についての会話を楽しみながら一緒に走りました。
<6月5日(日)ボクシング部 1名・フェンシング部 3名>
<6月12日(日)山岳部 3名・フェンシング部 3名・ワンダーフォーゲル部 1名>
<6月19日(日)体操部 1名>
<6月26日(日)フェンシング部 2名>
<7月10日(日)スケート部 28名・フェンシング部 3名・準硬式野球部 7名>
<7月17日(日)柔道部 2名・体操部 1名・フェンシング部 3名・応援部 2名>
<7月31日(日) 剣道部 2名・卓球部 5名・応援部 1名・少林寺拳法部 2名>
今回、初めて伴走活動に参加した山岳部の中島崇景さん(文化構想学部2年)は、「ボランティアに参加する前は、どのように声をかけようか、どのような話をしようか、ということばかり考えていました。しかし、活動に参加して伴走させていただいた後では、『あれこれ考えることよりも、声をかける勇気と心遣いの方が大切なのではないか?』と考えるようになりました。街中で視覚障がい者の方が困っているのを見かけたら、声のかけ方やどのようにお手伝いすべきかわからず、結局、声をかけられずに終わってしまっている方も少なくないと思います。しかし、重要なのはどのように声をかけるかではなく、とにかく声をかけることです」と語っていました。
WAPボランティア・地域貢献活動プログラム
早稲田アスリートプログラムでは、体育各部部員は、早稲田大学体育各部の部員としての自覚を持って社会貢献活動に積極的に取り組みます。早稲田スポーツを支えてくれる人・地域への感謝の気持ちを持ってボランティア活動を行います。