創部1940年 / 体育各部1946年公認
1905年(明治38年)早慶戦で日本初の組織的応援が誕生。世界3大スポーツの一つと並び称される「早慶戦」をはじめ、早稲田スポーツの勝利を目指して、リーダー・吹奏楽団・チアリーダーズの3パートにより日々応援に励んでいます。
「フレー、フレー」という日本各地に浸透したフレーズは、早稲田のカレッジエールが起源である。1905(明治38)年秋の早慶戦3回戦、白熱する試合を応援していた応援隊が、アメリカ遠征帰りの野球部から教わったアメリカ式の組織的団体応援を行った。これが日本初の組織的団体応援であり、早稲田は日本応援の祖とされている。
さまざまな応援団体の結成、興隆、解散を経て、原点となる「応援技術部」が発足したのは1940(昭和15)年のことだった。その6年前から体育会主体の応援団が組織され、応援技術員として応援リーダーを務めていた学生が中心となって結成。戦局の悪化とともに自然消滅した後、戦後間もない1946(昭和21)年に現在の名前で復活した。翌年には東京六大学応援団連盟が誕生し、春の早慶戦の応援では戦後初めてブラスバンドを起用。華やかさを取り戻した試合に気勢を上げた。1960(昭和15)年に繰り広げられた伝説の早慶六連戦では連日満員の観客、テレビ局5局生中継という異様な注目度の中で応援を果たしている。その後も早慶戦はもちろん、大学スポーツが多様化するなかで、各部の勝利を全身全霊で後押ししてきた。
応援歌である『紺碧の空』は1931(昭和6)年春の早慶戦から歌い継がれている。得点時に歌われる早稲田大学の代名詞であり、この誕生秘話をテーマにしたNHK連続テレビ小説『エール』が2020(令和2)年に放送され、世間の注目を集めた。『早稲田の栄光』や『コンバットマーチ』など応援歌それぞれの歌碑がキャンパスに設置され、学生の気勢に今も耳を傾けている。
※2022年度発行『早稲田スポーツ125周年記念誌』より
前田 清司(スポーツ科学学術院・教授)
松島 一彦(応援部総合監督)
坂元 芳匡(吹奏部門監督)
鯨井 雅子(チア部門監督)
星野 聖敬(政治経済学部)
代表委員主務 :郷田 悠生(文学部)
吹奏楽団主務 :前田 瀬南(政治経済学部)
チアリーダーズ主務:和田 友理香(政治経済学部)
160名 (2023年12月現在)
リーダー:早稲田アリーナ
吹奏楽団:33号館地下1階専用練習場
チアリーダーズ:早稲田アリーナ
4月 | 新勧期、東京六大学野球春季リーグ戦応援、体育各部新人パレード |
5月 | 華の早慶戦(六大学野球) |
6月 | 「六旗の下に」、東京六大学応援団連盟合同演奏会 |
7月 | 各部早慶戦応援 |
8月 | 東京都大学吹奏楽コンクール、JAPANA CUP、夏合宿 |
9月 | 東京六大学野球秋季リーグ戦応援 |
10月 | 早慶戦前夜祭 稲穂祭、華の早慶戦(六大学野球) |
11月 | チアリーディングステージ |
12月 | 吹奏楽団定期演奏会、早明ラグビー、代交代式 |
1月 | 箱根駅伝応援 |
2月 | |
3月 | 春季合宿、卒部式 |
リーダー:基本的に4~5月、9~10月の火・水・木曜日
吹奏楽団:週2回(火・金/土・日不定期)
チアリーダーズ:火水金土18:20~21:20 日10:00~15:30
リーダー:部費なし。合宿費(春季約50,000円、夏季約65,000円)
チアリーダーズ:部費なし。合宿費(春季約50,000円、夏季約65,000円)
吹奏楽団:部費なし。合宿費(春季約50,000円、夏季約65,000円など)
早稲田アリーナ地下2階
三木佑二郎
1966(昭和41)年卒。応援部最上級生で迎えた秋の早慶戦で自身が作曲した応援歌を披露。後に『コンバットマーチ』の名で、早稲田大学や野球応援に限らず、国民的な応援歌に定着。早稲田アリーナ入口には記念碑が設置されている。菊地哲榮
1968(昭和43)年卒。在学中は応援部に所属し、卒業後は音楽プロデューサーとして活動。沢田研二や木の実ナナなどを担当し、ミュージシャンの全国ツアーを日本で最初に行ったことで知られている。谷 真海
2004(平成16)年卒。早稲田大学スポーツ科学研究科修了。パラトライアスロン運動機能障害クラス(PTS5女子)でアテネ、北京、ロンドンとオリンピック3大会連続出場。2017(平成29)年にはパラトライアスロン世界選手権を制した。※2022年11月時点