ストレス・マネジメント

研究代表者
上田 雅夫
(1987年4月~1995年3月)
児玉 昌久
(1995年4月~2004年3月)

本プロジェクトの概要と目的

プロジェクトの目的は、職場、学校、家庭の各場面で発生するストレスの要因、対処システム、ストレス耐性の計測法の開発、測定結果の解析、耐性を高める諸要因の分析、予防・教育・相談・治療・社会復帰にいたるプロセスの有機的な体系化の確立である。現在の活動は、個人およびサブグループにより、

  • 各種stressorに対する自律、神経系活動の変化の観察、およびその測定方法、解析方法の研究
  • 各種stressorに対する精神神経免疫反応の観察および測定方法の研究
  • 高齢者の各種stressorに対する反応と、ストレス反応プロセスの各次元における資源との関係の測定および調査
  • 社会・文化的stressorと生物学的性差、文化的性差によるストレス反応の差異の測定および調査
  • ストレス反応や疾患の発生に関わる動機、認知、情動などの心理的諸要因の関係や構造の解明とモデル化に基づく、効果的、体系的なストレス・マネジメント・プログラムの開発などを中心に進められている。

99年度から新たに加わった活動は、久留米大学と協同で行われる免疫グロブリンなど生化学的測定によるstressと免疫活動に関する実験、財団法人日本宇宙フォーラムの助成を得て行なう、宇宙空間など微小重力環境で想定される姿勢と知覚の歪みに起因するストレス事態に関するマネジメント等に関する研究である。さらに、学校や社会教育の場におけるストレスマネジメント教育の問題や、傷害のリハビリテーションにおけるストレスマネジメントの研究もテーマに加えられている。

学術研究活動と同時に一般市民への情報提供、啓蒙活動も並行して行われ、財団法人パブリックヘルスリサーチセンターとの協力によるストレスセミナーおよび公開講演会が毎年継続して行われてきた。

今後も従来と同様に、あらゆる年齢、あらゆる職業を対象に、加齢によって生じる心身の変化や特性、動機や興味の違いなどの諸条件を充分に捉えうるようにストレス診断システムを改良し、これによってストレス刺激→ストレス反応プロセスの把握、介入方法の決定などを行っていく。

キーワード

stress management, autonomic stress response, psychological stress response, developmental difference, psychoneuroimmunological response

プロジェクト期間

1987年4月~2004年3月