日程および内容

8月26日(日)
10:00:東京・竹下桟橋を出航
午後、船中でミーティング・小笠原の歴史・自然・抱える問題に関する予備知識の講義

8月27日(月)
9:40:船内ツアー
11:30:父島港着
12:30:父島出航、船中で昼食
14:40:母島港着、民宿へ
15:30~:ロース記念館の見学…小笠原の歴史を展示品とともに学習する。
鍾乳洞など近隣での見学…固有種のタコノキ、外来種で今、小笠原の生態系に甚大な被害をあたえているグリーンアノールやオオヒキガエル、アフリカマイマイの観察を行う。
18:00~:夕食、ミーティング…石門地区のメモ分担決め。資料の読み合わせ。
20:00~:アオウミガメの放流、ウミガメについて学習した後、アオウミガメの稚ガメを放流


【アオウミガメの赤ちゃん、お腹に卵黄嚢(穴から出るときの食糧)、口に口角(卵を内側から割るための嘴)が残っている】

8月28日(火)
7:00:朝食

9:00~:石門地区で研修活動
第一区間(登山口~堺ヶ岳肩部)
固有種のシマホルトノの木、マルハチヘゴ、オガサワリュウピンタイ、ムニンシュスランを観察。また、移入種で今、小笠原の生態系に影響を及ぼしているアカギも多く観察する。


【珍しい、寄生植物のナンバンキセル】

第二区間(堺ヶ岳肩部~分岐点)


【大崩落部分】
固有種のハハジマノボタン、メグロ、ムニンセンニンソウ、オガサワラススキ、オオバシマムラサキ、シマオオタニワタリ、ウドノキを観察。
第三区間(分岐点~東ルート~合流点)
固有種のシマホルトノキ、セキモンノキ、ムニンホウズキ、オガサワラグワ、タイヨ―フートカズラ、オオバシマムラサキを観察。大崩落現場で岩の上で成長する“板根“を持つ木を観察。
第四区間(合流点~終点)
固有種のシマオオタニワタリ、ヒメタニワタリ、セキモンウライソウ、マツバラン、ムニンシュスランを観察。
第五区間(合流点~尾根ルート~分岐点)
固有種のユズリハワダン、オガサワラノヤシを観察。     
18:00:夕食、ミーティング…日程の確認。


【美しい、マルハチのキャノピー(樹冠)】

8月29日(水)
7:00:朝食
9:00~:シュノーケリング訓練、海洋生物の観察…船上からハシナガイルカを観察。地元のインストラクターによるシュノーケリングの指導を受ける。シャコガイ、ムラサキウニ、ヒトデ、様々なサンゴやイソギンチャク、魚などを観察。
14:00:母島港を出航
16:10:父島港着
18:00~:夕食
19:00~:小笠原ナイトツアー参加…オガサワラオオコウモリ、グリーンペペ、オカヤドカリを観察。また、天体望遠鏡で月面観測を行う。


【ナイトツアー、オガサワラオオコウモリの大きさを説明する吉井さん】

8月30日(木)
7:00:朝食
9:00~:小笠原ホエールウォッチング協会による講義…森恭一氏による講義。小笠原の大型海洋生物(イルカ・クジラ)について。
11:00:自由行動
14:00:父島港を出航

8月31日(金)
15:30:竹下桟橋着、解散