重点枠SSH台湾研修レポート(7月26日(金)〜30日(火))

 このプログラムは、立命館高校SSH科学技術人材育成重点枠プログラムで実施されています。立命館高校とともに、本重点枠プログラム連携校である筑波大学駒場・東工大附属・清真学園・東海大高輪、そして本庄高等学院がこのプログラムに参加しました(昨年はなし、一昨年の様子はこちら)。
 このプログラムは、台湾・カナダ・タイの生徒との共同研究を通じ、世界で活躍できるリーダーシップを持った科学技術人材育成を目的として実施されています。共同研究の成果は、11月に立命館高校・大学で開催されるJSSFで口頭およびポスター発表します(昨年の様子はこちら)。

7月26日(金)

10:00 成田空港集合。
12:20 離陸
15:50 高雄到着。その後、MRTで高雄駅へ。高雄駅でホストファミリーとなるバディが待ち構えていた。生徒は各々バディとホストファミリー宅へ。教員はホテルチェックイン後、歓迎夕食会。

7月27日(土)

8:00 高雄市立高雄高級中学着。キャンパスツアー。
9:00 開会式。最初に、明日訪問することになっている高雄市立高雄女子高級中学校長より歓迎挨拶と記念品贈呈。その後、立命館大学の田中先生より挨拶。
9:30 各グループ毎に共同研究を始める。この共同研究は。日本の各校2名と台湾の生徒2名の4名で1チームを構成し、6月頃からネット上で議論しながら設定した研究テーマについて11月のJSSFまで継続される。

12:00 お弁当の昼食。
15:00 高雄中のLeo先生から共同研究の重要性、立命館高校校長の堀江先生から異文化交流における留意点のレクチャー。
17:00 バディとホストファミリー宅へ。

7月28日(日)

9:00 高雄展覧館で開催されている、台湾中の小中高の研究成果(ポスター)を集めた研究発表会見学。どれもレベルが高く、驚かされた。ポスターのデザインの指導がされていればもっと良かったと思われる。
11:00 高雄市立高雄高級女子中学で共同研究のまとめ作業。
12:00 餃子の昼食。
13:00 まとめ作業。
15:00 共同研究成果発表。今年は共同研究の時間も少なく(一昨年は3日間)、また大部分のグループで会って直接話をしたら研究の方向が変わった、ということがあり、成果は期待できない。多くのグループはこれからの研究の方向をプレゼンするにとどまった。ここでは短い時間の成果を期待するのではなく、ネット上の話し合いとは異なり、直接会話をして詳細をつめて見ると、どんなに意思疎通が難しく、具体性を持たせる事が難しいかがわかれば大きな収穫である。
17:30 生徒はバディとホストファミリー宅へ。教員は、両校の校長主催夕食会。

7月29日(月)

10:00 高鉄左営駅でバディと涙のお別れ、記念写真。
11:58 台北駅到着。ホテルに荷物を置いた後、MRTで淡水へ。
14:00 淡江大学着。キャンパスツアーの後、大学についての説明、学生からのロボット工学についての説明の後、ロボットの研究室の見学。
17:00 各校単位で夕食へ。


7月30日(火)

10:00 MRT台北駅から桃園空港へ。
11:00 立命館高校と空港でお別れ。
14:30 離陸。
18:55 成田空港着。

 


 このような機会を与えて下さり、かつコーディネートして下さった、立命館高校の皆様に心から御礼申し上げます。

 JSSFは11月2日〜6日の日程で開催されます。今回共同研究を行った台湾の生徒たちとは、この後ネットで議論や実験結果を共有しながら、11月1日に立命館高校で再会し、最終の詰めを行う事になっています。