GSJAL日研とは
大学院日本語教育研究科における3つの方針
卒業認定、学位授与に関する方針(ディプロマ・ポリシー)
早稲田大学の総合性・独創性を生かし、体系的な教育課程と、全学的な教育環境と学生生活環境のもとに、多様な学問・文化・言語・価値観の交流を育み、地球社会に主体的に貢献できる人材を育成する。
日本語教育研究科修士課程では、2年以上在学し、所定の授業科目について30単位以上を修得し、かつ必要な研究指導を受けたうえで、修士論文を提出し、最終試験に合格した者に対し、修士学位(日本語教育学・早稲田大学)を授与する。
博士後期課程では、3年以上在学し、指導教授の指導のもとに研究指導を受け、提出した博士論文の審査に合格した者に対して、博士学位(日本語教育学・早稲田大学)を授与する。なお、学則に基づき、博士論文を提出し博士学位(日本語教育学・早稲田大学)の申請をした者に対しても、所定の審査手続を経て合格した者に対して学位を授与する。
教育課程の編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
本研究科では、多様な言語観・能力観・教育観の共存する日本語教育界において、学生一人ひとりが自らの立場を形成・更新することを目的として、次の3つの柱から教育カリキュラムを構成している。
第1は、「理論研究」として、言語、言語教育、言語文化、コミュニケーション、教授法、言語習得、学習環境、言語教育政策など、日本語教育を取り巻く今日的課題を複合的な視点で捉え、最新の研究成果に基づいて理論的に実証・研究するものである。
第2は、「実践研究」として、併設する日本語教育研究センターの日本語教育プログラムと連動した日本語教育者養成プログラムを展開しているほか、いくつかの学外教育機関との提携によりさまざまな教育実践と社会連携を行っている。これらは、日本語教育の現場に密着した指導により日本語教育者としての実践力を養成するものである。
第3は、「演習」として、上記の理論・実践の考え方と方法を、一人ひとりがどのように自分のものとして身につけることができるのか、またそれにはどのような環境づくりが必要か、さらにそこで担当教師はどのような支援ができるのかなど、理論・実践の両面の視点から修士論文の作成を中心に検討している。
博士後期課程においては、世界各地に在職しながら論文作成が可能な指導体制を構築している。
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
早稲田大学では、『学問の独立』の教育理念のもとで、一定の高い基礎学力を持ち、かつ知的好奇心が旺盛で、本学の理念である進取の精神に富む、勉学意欲の高い学生を、わが国をはじめ世界から多数迎え入れる。
国内外における日本語教育の需要の増大と多様化の時代にあって、日本語教育は大きな転換期を迎え、こうした変化に対応可能な日本語教育専門家が強く求められているが、本研究科では、修士課程・博士後期課程ともセメスターごとに入学者選抜を行うとともに、渡日を要さずとも受験できる選抜試験を実施し、世界各国・各地域の留学生、現職の日本語教師、社会人など、それぞれ異なる背景を持った様々な人たちを広く迎え入れている。
研究科長より
これからの新しい日本語教育を目指して ― 早稲田から世界へ発信!
早稲田大学大学院日本語教育研究科 研究科長 細川 英雄/教授
20世紀末から21世紀の今日にかけて,世界の言語教育は,飛躍的な多様化と複層化の時代を迎えています。たとえば、日本語教育の場合、国内では,日本語学習者の年齢構成や在留資格などについて,国外では,日本語の習得を希望する人々の社会や地域の諸事情による状況の変化です。
このような国内外における日本語教育の多様化・複層化は,日本語教育に大きな転換を求めているということができます。ことばの学習や教育をめぐる,さまざまな状況・変化の中で,言語教育の専門性とは何かという議論が世界中で巻き起こり始めているといっても過言ではないでしょう。
早稲田大学は,こうした日本語教育の状況を踏まえて,2001年に日本初の大学院日本語教育研究科を設立,2006年には博士後期課程を完成させるなど,積極的に次代を担う人材の育成に努めてきました。
本研究科では,理論と実践の統合を軸に,ことばの力やその学びをめぐって,教育実践に根ざした研究を推進しています。世界各国・各地域の留学生,現職の日本語教師,社会人など,それぞれ異なる背景を持った,さまざまな人たちを迎え,互いに切磋琢磨しながら,これからの新しい日本語教育に貢献すべく,国内・国外に働きかけていきたいと思います。
「早稲田から世界へ発信 !」
これが,私たちの合い言葉です。
沿革
- 1988年,前身となる“日本語研究教育センター”(現,日本語教育研究センター CJL)設置。
- 2001年,日本語教育研究科 設立(日本語教育学専攻修士課程)―日本で初めての大学院日本語教育研究科。
- 2003年4月,博士後期課程,開設。
- 2003年5月,博士課程開設記念シンポジウム「これからの日本語教育へ」,開催。
- 2005年3月,第1回早稲田大学日本語教育学会大会,開催。
- 2006年5月,博士課程開設(第1期修了)記念シンポジウム「日本語教育学とは何か?―日本語教育の自律性と専門性の確立をめざして」開催。
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