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修士

アジア太平洋における社会生活
このセミナーでは、社会文化人類学(法・政治人類学、フェミニスト人類学、都市人類学、社会政策の人類学、仕事と職場に関する人類学など)を使い、現代アジア太平洋にすむ人々の社会生活のダイナミクスを探ります。院生は、特定の国に焦点をあて、ジェンダー、階層、人種、エスニシティー等を分析のきりくちに使用しながら、特定の課題について研究をすすめます。文化が個人の道具箱であるとすれば、グローバル化や人々の流動により、どのような道具が新しく増え、また、古くなって捨てられていくのか?人々が、さまざまな目的を達成しようとするとき、どのような要因がそれをはばみ、またどのような要因がそれを助けることになるのか?日常生活の基盤には、どのような期待があるのか?また、人々は、生活基盤の変化にどのように対処していくのか?修士論文を書くときに、院生は、上記のような大きな問題を考慮していくことが望ましいでしょう。特に、人の流動化、職場と家庭問題、ジェンダーの問題、家庭・人口・高齢化問題を勉強したい院生は大歓迎です。私自身もこれらのテーマに関心をもっています。また、現代日本社会を中心に勉強したい学生も歓迎しますが、このゼミは日本研究者以外にも門戸を開いています。

院生は、研究対象にするアジア太平洋地域の国をえらび、具体的な研究テーマを決め、質的研究(ききとりや、参与観察)を行いながら、その日常生活の一面を追求します。いままでの卒業生の論文にはつぎのようなものがあります。「東京に住んでいるニューカマー韓国人女性のはたらきぶりと動機」、「現代の若い日本人とジェンダー化されたフリーター現象」、「短大の日本人女性の勉強に対する態度と将来の夢」、「中国にある日本多国籍企業で働く中国人出稼ぎ女性の現状」など。質的研究をするには、院生はフィールドとする場所の言語を十分に取得していなければなりません。英語の文献もフィールドの言語の文献も利用することが必要です。

英語で学術文献を読んだり、発表したり、研究成果をまとめたり、セミナー討論に参加したりするレベルの英語力が要求されます。受講前にTOEFL600点程度をめざすことが望ましく、修士論文は、本人の言語能力により、英語でも日本語でも提出することが可能ですが、ゼミの基本的な言語は英語ですので、修士論文概要や結果を発表する時に英語のバージョンも作成義務つけられます。

このゼミでは、院生のCritical Thinking (自分で考える力)を育て、また、学生が、社会人類学の理論と方法を使い、研究をまとめ、発表し、論文を作成する技術を身に付けられるよう指導することを目的とします。

春秋の具体的なScheduleは第一日に皆のニーズを考量して、各回の発表担当を決めます。冬は基本的には個人面接を行って、各生徒の進歩を図って、指導します。夏学期に入る前に各生徒から夏の研究プランをもらって、指導します。夏は特にFieldに出かける時期としていい時期です。

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