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プロジェクト研究
- 東南アジアにおける政治・経済の研究 [修士課程] ※新規募集停止
私たちはとかくすると政治や経済を考える場合、国民国家を単位として思考しがちである。このプロジェクトが対象にする東南アジア(とくに島嶼部東南アジア)のそれぞれの国民国家を見てゆくことの重要性を否定するものではないが、東南アジアの国境線の多くは、植民地宗主国同士の都合で引かれた、比較的新しいものであることをまず想起しなければならない。歴史文化的に考えれば、マラッカ海峡上を走る国境線、スールー諸島と北ボルネオを隔てる国境線、イリアン・ジャヤとパプア・ニューギニアをわけ隔てる直線にはさほどの合理性はない。むしろ国境線を取り払ったところでの考察が時には重要な意味を持って来る。今の首都や国境線だけから東南アジアを見ようとはしない柔軟性が求められる。
もう一点、大事なことは現在進行中のグローバル化である。国境線が十分に低くなりつつある。カネも、モノも、人も東南アジア域内だけでなく、世界的に急激大量な移動を始めている。
歴史文化的に、そしてグローバル化の両側面から現在の東南アジアの政治・経済、そして社会・文化にも多角的に迫ろうとするのがこのプロジェクトのねらいである。
具体的には、およそつぎのようなテーマが考えられる。- 東南アジアの多様性
- 東南アジアの民族と国家
- 東南アジアの政治と地域の紛争
- 開発と東南アジア(開発とグローバル化と東南アジア)
- 日本と東南アジア(政治・経済関係、ODAなど)
- 現地調査について
受講希望者は修士論文のテーマを討論の中で設定し、現地調査を含めて自発的に本プロジェクトで論文を仕上げるべく、討論、対話を進めていくものとする。

