School of Social Sciences早稲田大学 社会科学部

About the School

学部について

Educational Policy

教育理念

社会科学の学際的なアプローチで複雑な社会問題を多面的に解き明かす

社会科学は、グローバルな視点で我々の生活の問題点を分析し解決策を模索する学問です。そして現代社会の諸問題は日々変化し、その範囲を広げ、地球的規模になってきています。社会科学部では、各学問分野からの基本的アプローチ、基盤専門科目・先進専門科目など専門性の高い科目、さまざまな問題や課題からのアプローチを多面的に組み合わせた学際的科目を学年の進行とともに履修していきます。それにより、複雑な社会問題を的確に把握・解明して、解決策を立案できる力を養います。

人材養成その他の教育研究上の目的

社会科学部は、「社会科学の学際的・国際的・臨床的な研究・教育」を基本理念として、多領域の知を結集して問題解決する能力と社会を切り拓く社会構想力を身につける。多様な国、言語、価値、利害関係をもつ主体とコミュニケーションをとりながら公の場で自己の考えを主張し対話できる国際的公共的な表現力と協働力を身につける。理念と現実、思考と行動の矛盾や葛藤を自らが乗り越える主体的な自己修正力を身につける。それによって、地球規模の様々な課題に向き合い、持続可能な未来への国際社会及び地域社会の転換に主体的に貢献できる人材を育成することを目的としている。

社会科学部における3つのポリシー

ディプロマ・ポリシー

複雑化するグローバル社会において高い志のもとに自ら課題やその解決策を明らかにし、国際社会および地域社会において周囲を巻き込みながらその実現を図るソーシャルイノベーションの担い手を育成する。
(社会科学の基礎的理解)
未知の問題や将来の危機に対して、豊かな感性による洞察力、多様な価値観の理解力、問題発見力を身につける。
確かな現実認識と社会の本質を理解する分析能力を身につける。
(学際性)
多領域の知を結集した問題解決能力と社会を切り拓く社会構想力を身につける。
(臨床性)
理論と実践、思考と行動を往還しながら、矛盾や葛藤を自らが乗り越える主体的な自己修正力を身につける。
(国際性)
多様な国、言語、価値、利害関係を背景とする主体とコミュニケーションできる国際的な表現力と協働力を身につける。

以上の条件を満たし、所定の単位を取得した学生に対して、学士(社会科学)の学士号を授与する。

カリキュラム・ポリシー

複雑化するグローバル社会の様態、理念、課題、解決策および実践について社会諸科学の学際的、臨床的、国際的な探究により総合的に学ぶ。
主として1,2年生向けの「社会科学基礎教育課程」と主として3,4年生向けの「学際・複合教育課程」から構成する。
(初年次教育)
大学での学び方や学術的な表現方法について理解し、自らの学習戦略を立てる。
(社会科学基礎教育課程)
英語および別の外国語を1言語選択して履修する。社会科学の諸領域に共通する基本的知識および専門分野の本質および基礎を理解する。
(学際・複合教育課程)
社会科学の新しい領域、学際的な問題解決、専門性を理解する。
体系的履修の柱として「アカデミックカテゴリー」を提示する。
(ゼミナール)
少人数による履修指導と学習の中心の場とする。
(全学規模の学びの機会)
学術的副専攻「社会イノベーション」を設置し、全学へ提供する。
(国際的な学びの機会)
留学や海外インターンシップを選択しやすい学修環境を構築する。
(臨床的な学びの機会)
国内および海外へのフィールドワークの機会を積極的に提供する。
(英語学位プログラム)
「ソーシャルイノベーションプログラム(TAISI)」を設置する。持続可能な社会・都市・地域の実現、平和な社会の構築、経済的視点からの国際貿易や環境問題の解決、社会の活性化に寄与する組織のあり方、働き方および社会保障について学ぶ。
日本語、英語の両学位プログラムの相乗効果を図る。
(3年卒業制度)
卓越した成績かつ本人が強く希望する場合に3年卒業を認め、早期の大学院進学、または社会での活躍の機会を開く。

アドミッション・ポリシー

【社会科学部の特色・社会的役割・大学教育で発展・向上させる力】

社会科学部は、早稲田大学教旨(『学問の独立』『学問の活用』『模範国民の造就』)を本旨として、日本各地また世界各国から多種多様な学生達が相互に刺激し感化し合いながら独創的な知を研鑽し、その成果を社会的責任の自覚のもとに活用して困難な課題に立ち向かう地球社会の未来への貢献者を育てる。

そのために、学際性(多くの専門領域の知識・技能によって本質を見抜き、学際的で独創的な知をもって問題解決する力、自由な討究によって相互に刺激・感化し合いながら社会的に共有・発信する力)、臨床性(豊かな感性をもって現実やその課題を発見・洞察する力、困難な状況にあっても解決策を切り開く力)、国際性(国・言語・民族・文化の理解の壁をこえて、問題解決にむけて利害等を統合する力)を発展・向上させる。

【入学者に求める資質】

豊かな人間性(自己内で対話する力、忍耐力、道徳、他者との共感的理解、多様性や新しい考えに開かれた態度、自立的活動力)、確かな学力(広く深い社会への知的な関心・想像力・探究心、論理的思考力、それらを支える確かな言語・数量・情報の知識と技能)、および実践力(課外活動の経験による自己管理、自己修正、チームワーク、困難な課題に立ち向かう勇気、やり遂げる力)において優れた個人の資質、活動実績のある者を幅広く日本国内および世界より求める。

【入学者選抜の方法(要素と評価方法)】

この方針のもと、以下の入試による選抜をおこなう。

〇 一般選抜では、高校段階での基礎的な学習から得た知識をもとに、言語・数量・情報能力を活用して考え抜く力を持った者を受け入れる。筆記試験の合計点をもとに評価する。

〇 大学入学共通テスト利用入学試験では、高校段階での基礎的な学習を達成し、広く深い知的関心を有する者を受け入れる。大学入学共通テスト(5教科6科目)の合計点をもとに評価する。

〇 全国自己推薦入学試験では、主体性を発揮し、卓越した資質を備えた者を全国各地域ブロックから受け入れる。書類審査(志望理由書、活動記録、高校調査書)、小論文ならびに面接審査をもとに、総合的に評価する。

〇 附属高校、系属高校推薦制度では、豊かな人間性・確かな学力・実践力を備えた者を受け入れる。附属高校、系属高校からの推薦、書類審査(高校調査書)をもとに、総合的に評価する。

〇 外国学生入学試験では、豊かな人間性・確かな学力・実践力を備えた外国学生を受け入れる。書類審査(日本留学試験、英語能力に関する試験結果)ならびに面接審査をもとに、総合的に評価する。

〇 海外指定校推薦入学試験では、豊かな人間性・確かな学力・実践力を備えた者を高校等からの推薦により受け入れる。書類審査(志望理由書、英語能力あるいは日本語能力に関する試験結果、高校の成績、推薦書)ならびに面接審査をもとに、総合的に評価する。

〇 英語学位プログラムAO入学試験では、豊かな人間性・確かな学力・実践力を備えた者を受け入れる。書類審査(大学入学資格試験あるいは統一試験の試験結果、志望理由書、活動記録、英語能力に関する試験結果、高校の成績)ならびに(必要により)面接審査をもとに、総合的に評価する。

学修成果およびアセスメント・ポリシー

上記を踏まえ、社会科学部では、卒業時に身につけておくべき能力(学修成果)およびアセスメント・ポリシーを以下のように定める。

アセスメント・ポリシー

1.学修成果に関連する科目の成績・GPA を通じて学修成果の測定を行う。
2.学修成果に基づく各種ルーブリックによって評価を行い、学修成果の測定を行う。
3.学生アンケートを用いて、正課内・外の活動を把握し、学修成果が身についているか多面的、総合的に測定を行う。

 

学修成果1    社会科学の基礎的理解①

未知の問題や将来の危機に対して、豊かな感性による洞察力、多様な価値観の理解力、問題発見力を身につけている。

  • 測定方法

直接評価:
①コア科目・専門科目の成績・GPA
②(ゼミ所属学生および該当ゼミのみ)学際ルーブリックによる教員評価
※ただしルーブリックの評価は当該ゼミの成績評価には影響しない。

間接評価:
①学際ルーブリック(学生自己評価)

 

学修成果2    社会科学の基礎的理解②

確かな現実認識と社会の本質を理解する分析能力を身につけている。

  • 測定方法

直接評価:
①コア科目・専門科目の成績・GPA
②(ゼミ所属学生および該当ゼミのみ)学際ルーブリックによる教員評価
※ただしルーブリックの評価は当該ゼミの成績評価には影響しない。

間接評価:
①学際ルーブリック(学生自己評価)

 

学修成果3    学際性

多領域の知を結集した問題解決能力と社会を切り拓く社会構想力を身につけている。

  • 測定方法

直接評価:
①学際関連科目等の成績・GPA
②(ゼミ所属学生および該当ゼミのみ)学際ルーブリックによる教員評価
※ただしルーブリックの評価は当該ゼミの成績評価には影響しない。

間接評価:
①学際ルーブリック(学生自己評価)
②学生アンケート

 

学修成果4    臨床性

理論と実践、思考と行動を往還しながら、矛盾や葛藤を自らが乗り越える主体的な自己修正力を身につけている。

  • 測定方法

直接評価:
①実習/社会連携科目等の成績・GPA
②(ゼミ所属学生および該当ゼミのみ)臨床ルーブリックによる教員評価
※ただしルーブリックの評価は当該ゼミの成績評価には影響しない。

間接評価:
①臨床ルーブリック(学生自己評価)
②学生アンケート

 

学修成果5    国際性

多様な国、言語、価値、利害関係を背景とする主体とコミュニケーションできる国際的な表現力と協働力を身につけている。

  • 測定方法

直接評価:
①外国語ならびに国際性関連科目の成績・GPA
②(ゼミ所属学生および該当ゼミのみ)国際ルーブリックによる教員評価
※ただしルーブリックの評価は当該ゼミの成績評価には影響しない。

間接評価:
①国際ルーブリック(学生自己評価)
②学生アンケート

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