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トークショー 新派の〈芸〉を語る―初代水谷八重子の記憶とともに―

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初代 水谷八重子
女優。東京生まれ。芸術座の創立者の一人だった義兄の水谷竹紫の縁で舞台に立つ。1913 年、帝劇公演『アンナ・カレーニナ』で松井須磨子演じるアンナの息子役を務めた。竹紫が第二次芸術座を創立し、中心メンバーとなる。映画でも活躍。静岡県熱海市で終戦を迎え、引退を考えたが、松竹の大谷竹次郎に促されて舞台復帰を果たす。1949年、花柳章太郎らの劇団新派に参加。女方の技芸をとりいれながら、女優を軸にした新しい新派の礎を築き、昭和の大女優として人気を博した。写真は『明日の幸福』初演時(1954年)の初代水谷八重子。

登壇者:二代目水谷八重子 × 波乃久里子
聞き手:児玉竜一

初代喜多村緑郎、花柳章太郎亡き後、昭和の新派を支え続けた女優、初代水谷八重子。2019年はその没後40年にあたります。また、2020年1月の初春新派公演では、初代八重子が自ら選んだ演目〈八重子十種〉の内『明日の幸福』(中野實作)が上演される予定です。初代八重子の薫陶を受けた二代目水谷八重子さんと波乃久里子さんのお二人に、貴重な館蔵品や映像をご覧いただきながら、初代水谷八重子の芸や思い出について語っていただきます。

日時:2019年12月16日(月)15:00-17:00(14:30 開場)
会場:早稲田大学小野記念講堂
定員:200人 ※要事前予約・定員を超える場合は抽選
応募方法:ウェブサイトの申込みフォームにて受付
応募期間:11月8日(金)10:00 - 11月27日(水)17:00
結果通知:12月3日(火)
参加無料

【応募期間は終了しました】

主催:早稲田大学演劇博物館・演劇映像学連携研究拠点

※イベントは記録および広報のため写真・動画撮影を行い、後日ホームページや広報誌等での掲載を予定していますので、予めご了承ください。
※お預かりした個人情報は当イベントのご案内の目的のみに利用し、他の目的には利用いたしません。
※文字通訳・手話通訳・場内誘導・お子様連れでの参加等をご希望の方は、12月9日(月)までにメールにてご希望の内容をお知らせください。
 E-mail:[email protected]
※本研究はJSPS科研費18K12235による成果の一部です。
※新派新春公演『明日の幸福』 https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/shinpa202001/

【注】ご参加にあたっては、こちら(FAQリンク)をお読みください。
 

当日の模様

 
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※画像をクリックするとイベントレポートが開きます

プログラム

 
15:00 挨拶 | 岡室美奈子 早稲田大学演劇博物館館長
 
15:05 初代水谷八重子と演劇博物館蔵資料について | 後藤隆基 早稲田大学演劇博物館助教
 
15:30 トークショー 新派の芸を語る-初代水谷八重子の記憶とともに-
 
| 二代目水谷八重子 × 波乃久里子 聞き手:児玉竜一 早稲田大学演劇博物館副館長
 

プロフィール

 
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二代目 水谷八重子
新派女優。1939年東京生まれ。母は初代水谷八重子、父は十四世守田勘彌。55年水谷良重の名で初舞台、同日にジャズ歌手デビュー。映画やテレビでも活躍し、95年二代目として母の名を継ぎ、劇団新派を牽引する。芸術選奨最優秀賞、菊田一夫演劇賞、都民文化栄誉章、紫綬褒章、旭日小綬章など。2002年に第9回坪内逍遙大賞受賞。

 
 
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波乃久里子
新派女優。1945年神奈川県生まれ。父は十七世中村勘三郎、母は六世尾上菊五郎の長女久枝。弟は十八世中村勘三郎。50年父の襲名披露公演で初舞台。初代八重子に憧れ、61年に新派初参加、翌年入団。初代八重子に師事し、その芸を継承する。芸術選奨文部大臣新人賞、菊田一夫演劇賞、松尾芸能大賞、紫綬褒章、旭日小綬章など。

 
 
 

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