enpaku 早稲田大学演劇博物館

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舞台芸術・芸能関係映像の デジタル保存・活用に関する 調査研究事業 成果報告会

『夏芝居ホワイト・コメディ』上映会&トーク


日時:2016年1月25日(月)14:00-16:30(13:30 開場)
会場:早稲田大学小野記念講堂
定員:200人 ※事前申込制・先着順 
参加無料
申込方法:終了しました

トークゲスト:渡辺美佐子氏(俳優)、白石加代子氏(俳優)、大笹吉雄氏(演劇評論家)
司会進行:岡室美奈子(演劇博物館館長)
※上映前に映像素材についての解説(演劇博物館助手 木原圭翔)

bunkacho27 文化庁 平成27年度美術館・歴史博物館重点分野推進支援事業

 早稲田大学演劇博物館では今年度、渡辺美佐子氏より複数の貴重な舞台映像資料をご寄贈いただきました。ご寄贈いただいた映像資料の多くは現在では再生機器が入手困難な1/2インチVTRに保存されたものであり、演劇博物館では今回、媒体の劣化による映像資料の喪失の危険性と資料そのものの貴重性に鑑み、映像資料の一般への公開を視野に入れたデジタル化を行ないました。
 今回の上映会では、渡辺美佐子氏より演劇博物館へとご寄贈いただいた貴重な舞台映像資料の中から『夏芝居ホワイト・コメディ』の舞台記録映像を上映します。『夏芝居ホワイト・コメディ』は鶴屋南北を原作に鈴木忠志氏が演出を手がけ、早稲田小劇場のメンバーと渡辺美佐子氏、観世榮夫氏、白石加代子氏、吉行和子氏らが共演した作品で、これまでに公開で上演記録映像が上映されたことはなく、今回の上映は大変貴重な機会となります。作品の上映後には渡辺美佐子氏をお招きし、演劇評論家の大笹吉雄氏とともに当時を振り返るトークを開催いたします。

『夏芝居ホワイト・コメディ』(1970, アートシアター新宿文化)
原作:鶴屋南北
演出:鈴木忠志
美術:高田一郎/音楽:阿部公甫/照明:浅沼貢/効果:サウンド・クラフト/舞台監督:大野泰/演出助手:手塚俊一/制作:岩渕佐津夫
出演:岡村春彦、小野碩、観世栄夫、高橋辰夫、辻本勝義、蔦森皓祐、浜村純、林昭夫、深尾誼、白石加代子、吉行和子、渡辺美佐子、他

トークゲスト プロフィール
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渡辺美佐子
1932年10月23日生まれ。東京都港区出身、AB型、東京都在住。俳優座養成所3期生。
『ひめゆりの塔』(1953/今井正監督)で映画デビュー。 第9回ブルーリボン賞助演女優賞を受賞した『果てしなき欲望』(1958/今村昌平監督))など多くの日活作品に出演。 1982年から2010年の28年間で通算648回、一人芝居「化粧」・「化粧 二幕」を上演。 1997年に紫綬褒章、2004年には旭日小綬章を受章。
映画出演は100本以上。
2015年 菊田一夫演劇賞特別賞受賞。

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大笹吉雄
演劇評論家。1941年大阪府生まれ。今治市で育つ。早稲田大学文学卒。出版社を退社後演劇評論活動を始める。著書に85年『日本現代演劇史』全8巻(サントリー学芸賞)、91年『花顔の人 花柳章太郎伝』(大沸次郎賞)、2007年『女優二代 鈴木光枝と佐々木愛』(読売文学賞)、2010年『新日本現代演劇史』全5巻(河竹賞)、2013年『最後の岸田國士論』(芸術選奨文部科学大臣賞)など多数。

 
 

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