enpaku 早稲田大学演劇博物館

企画展

森繁久彌展-人生はピンとキリだけ知ればいい-

会期:2010年9月13日(月)~2010年11月14日(日)
[Part1]2010年9月13日(月)~2010年10月11日(月)※好評につき会期を延長いたしました(9/24追記)
[Part2]2010年10月6日(水)~2010年11月14日(日)
会場:演劇博物館
入場無料

協力:東宝株式会社

映画に舞台、テレビにラジオと幅広く活躍した森繁久彌氏が、2009年11月に逝去されました。早稲田大学の校友でもあり、森繁と演劇博物館との交流は深く、数十年来続いております。本展では、これまでにご寄贈いただいたコレクションを中心に、稀代の名優・森繁久彌の足跡と功労をたどります。
1913年に大阪の枚方に生まれた森繁は、本学在学中に劇研に加わり演劇をはじめ、学内外にわたり旺盛に活動しました。その後、東宝やロッパ一座に身を置き、新京放送局(NHK)のアナウンサーとなり、赴任した満州で終戦を迎えました。戦後は、新宿のムーラン・ルージュの看板役者として活躍。1950年頃より映画・演劇・ラジオに本格的に進出し、数々の映画賞・演劇賞を受賞しました。とくに、映画においては二枚目でもなく、重雷の三枚目コメディアン的でもない・・・都会的で、どこか知的で歯切れのよい芸風が、当時の日本映画界における森繁の存在感を一層際立たせました。
また、舞台での森繁は、“役を生きる”姿勢を生涯貫き、動きのなかで生まれる微妙な間を演じることで、役に命を吹き込み生活を与えました。この生活に多彩な表現力で様々なリズムをつけることができたのが、舞台人・森繁久彌でした。
満州引き揚げから生活の質を求めて彷徨した戦後の体験、大衆芸能の俳優として初の文化勲章受章にいたるまで、それはまさに「人生はピンとキリさえ知ればいい」という森繁の人生訓にふさわしい波瀾万丈の生涯でした。しかし、ピンとキリを知ることで自然と身についた“真ん中”の感覚こそが、万人を魅了する森繁を生み出したのです。俳優として、また私人としての森繁久彌の人生に心を重ねてご覧ください。
なお、開催に際しまして、ご子息である森繁建氏、株式会社アクターズセブン、東宝株式会社をはじめ、多くの関係者の皆様にご支援を賜りましたことを厚く御礼申し上げます。

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