enpaku 早稲田大学演劇博物館

企画展

初代中村吉右衛門展

会期:2011年7月2日(土)~2011年8月7日(日)
会場:演劇博物館企画展示室Ⅰ
入場無料

協力:松竹株式会社

初代中村吉右衛門(明治19年~昭和29年)は、近代歌舞伎に大きな足跡を残した名優です。大正期に、六代目尾上菊五郎とともに、いわゆる「市村座時代」を招来した初代吉右衛門は、大正から昭和にかけて、歌舞伎という演劇を新鮮によみがえらせ、多くの観客を魅了しました。戦後は歌舞伎界の重鎮として活躍し、とりわけ六代目菊五郎没後は歌舞伎界の頂点に君臨して、文化勲章をはじめとする栄誉に輝きました。
最も得意としたのは時代物を中心とする演目で、いずれの役にも播磨屋独特の名調子をうたわれ、その型や芸が伝えられています。また、六代目歌右衛門や十七代目勘三郎、八代目幸四郎らを擁した中村吉右衛門劇団は、戦後歌舞伎の分布図を二分する存在となって、現在の歌舞伎界にも大きな影響を与えています。養子にあたる当代中村吉右衛門が、初代の俳名「秀山」に因んだ「秀山祭」をもよおして、その芸の顕彰につとめていることも、現代における古典歌舞伎継承の大きな柱になっています。
今回、当館のコレクションを中心に、当代中村吉右衛門家のご協力を仰ぎ、初代吉右衛門のあゆみと芸を幅広くご紹介いたします。現代に至る古典歌舞伎の魅力を伝える機会となれば幸いです。

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