enpaku 早稲田大学演劇博物館

企画・特別展

早稲田大学演劇博物館 2021年度春季企画展

Lost in Pandemic ――失われた演劇と新たな表現の地平

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2020年の演劇界は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって、数多の公演が中止や延期を余儀なくされるという未曾有の事態に直面した。最初の緊急事態宣言解除後、劇場の扉は開きはじめたが、誰もが薄氷を踏むような思いで苦境に立ち向かっていた。しかし、2021年の年明け早々、二度目の緊急事態宣言が発出。今なお、世界はパンデミックの渦中にあり、先の見通せない時代を、私たちは生きている。本展は、コロナ禍の影響下にある〈いま・ここ〉を、演劇という視座から歴史化し、未来に伝えることを企図している。コロナ禍によって失われた/失われなかった公演や新たな表現の可能性に光をあてるとともに、過去の疫病や感染症を演劇がどう描いてきたかを示す館蔵資料も発掘・紹介する。演劇が世界を映す鏡であるならば、私たちの生活や社会と演劇はどのようにつながっているのか。本展は、日常化した非日常を漂流しながら、再生への時間を待ち続けるための里程標である。
 
会期:2021年5月17日(月)― 8月6日(金)
開館時間:10:00 - 17:00(火・金曜日は19:00まで)
休館日:6月2日(水)、16日(水)、7月7日(水)、22日(木・祝)、23日(金・祝)
会場:早稲田大学演劇博物館 2階 企画展示室
入館無料
 
※ご来館の際にはあらかじめ当館ホームページにて最新の開館日程、および「来館にあたってのお願い」をご確認のうえご来館ください。

 
▼展示構成
・失われた公演:Canceled/Postponed Performances
・マスク:Face Masks
・社会的距離:Social Distance
・オンライン:Online/Remote
・新しい日常:Experiment in New Normal
・海外の状況:Overseas
・疫病と演劇:Theatre in Pandemic
 


 
▼関連企画
紙カンパニーproject企画展
「Lost in Archives 〜未体験演劇ゾーン ダミー・ダ・コリャ~」

会期:2021年6月17日(木)~28日(月)予定
会場:早稲田大学 ワセダギャラリー
 
▼オンラインプログラム
企画展に関連したテーマで、当館WEBサイトにて音声による配信を実施予定です。
【予定ゲスト】
・中村壱太郎 丈(歌舞伎俳優)×尾上右近 丈(歌舞伎俳優)
そのほか、本展のテーマに関わるゲストをお招きする予定です。詳細は決まり次第ご覧のWEBサイトでお知らせします。
 
▼関連書籍
「ロスト・イン・パンデミック——失われた演劇と新たな表現の地平」(株式会社春陽堂書店)
定価:1800円(税込)
 
 
 
PARCO劇場オープニング・シリーズ『大地(Social Distancing Version)』作・演出:三谷幸喜(2020年/撮影:阿部章仁)
PARCO劇場オープニング・シリーズ『大地(Social Distancing Version)』
作・演出:三谷幸喜(2020年/撮影:阿部章仁)

 
ゲッコーパレード「無題」(2020年)
ゲッコーパレード「無題」(2020年)
 
歌川芳虎「麻疹後の養生」(文久3年頃)
歌川芳虎「麻疹後の養生」(文久3年頃)
 
演劇実験室 天井桟敷『疫病流行記』作・演出:寺山修司(ポスター、1976年)
演劇実験室 天井桟敷『疫病流行記』作・演出:寺山修司(ポスター、1976年)
 
オンライン展示「失われた公演」(2020年~)
オンライン展示「失われた公演―コロナ禍と演劇の記録/記憶」(2020年~)
 
「Japan Digital Theatre Archives(JDTA)」(2021年~)
「Japan Digital Theatre Archives(JDTA)」(2021年)
 

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