enpaku 早稲田大学演劇博物館

日本演劇 — 近世 歌舞伎

Kawanabe Kyousai Theatre Curtain of the Shintomi-za, with an Impromptu Sketch Monsters

河鍋暁斎画 新富座妖怪引幕 (かわなべきょうさいが しんとみざようかいひきまく)

09669

縦401.0×横1704.0㎝

幕末明治の戯作者仮名垣魯文(かながきろぶん)が、明治前期に東京を代表する劇場であった新富座に贈った引幕。明治13年(1880)6月30日に、魯文の友人である暁斎が、酒を楽しみつつ4時間で書き上げたという。当時の歌舞伎界を代表する9世市川団十郎、5世尾上菊五郎 をはじめとする人気役者たちをモデルとした妖怪が、葛籠からぞろぞろと飛び出して新富座の客席へと繰り出す趣向が描かれている。個性溢れる絵師暁斎の作品としても、引幕が保存された稀有な例としても、非常に興味深い。