enpaku 早稲田大学演劇博物館

日本演劇 — 近世 歌舞伎

Four-fold Byobu Illustrating the inside of the Ichimura-za Theatre

享保期 市村座場内図屏風(きょう ほう き いち むら ざ じょう ない ず びょう ぶ)


 

縦89.0×横257.6cm

舞台上の破風屋根を支える柱に、「英分身曽我(はなぶさふんじんそが)」という名題看板が掲げられていることから、享保18年(1733)1月江戸市村座の上演を描いていることが分かる。絵師は不明ながら、舞台や花道、土間や桟敷といった場内の構造とともに、熱気を帯びた観客席の賑わいが伝わってくる。「英分身曽我」は伊原敏郎『歌舞伎年表』によると、津打治兵衛作、2世市川団十郎の五郎と記録されており、本図の花道で鎧を手に登場しているのが団十郎であろう。