enpaku 早稲田大学演劇博物館

日本演劇 — 近世 歌舞伎

Ichikawa Sadanji II's Dressing Table

2世市川左団次使用鏡台(せい いち かわ さ だん じ し よう きょう だい)


 

鏡:縦59.5×横38.5cm、台:縦33.5×横97.3×高36.5cm

2世市川左団次(1880~1940)は、明治の団菊と並び称された初世左団次の長男。歌舞伎俳優のなかでいち早く海外へ出、その見聞によって歌舞伎の興行制度を見直し、また小山内薫(おさないかおる)と提携して自由劇場を旗揚げするなど、進歩的な活動を展開した。海外の戯曲を研究的に手掛けるいっぽう、歌舞伎十八番や鶴屋南北作品の復活にも意欲を燃やし、また真山青果や岡本綺堂の新作でも人気を博した。器用に流れない骨太な芸風で、大向こうからは「大統領」の掛け声がかかった。この愛用の鏡台は、没後未亡人から寄贈された。