enpaku 早稲田大学演劇博物館

日本演劇 — 近世 歌舞伎

Costume for Onoe Baiko VI as Mashiba in Ibaraki

6世尾上梅幸着用 「茨木」真柴の衣装(せい お のえ ばい こう ちゃく よう いばら き ま しば い しょう)


 

丈164.0×裄71.0cm

6世尾上梅幸(1870~1934)は明治から昭和初期を代表する名女形で、艶麗な美女を得意とする一方、妖怪や幽霊といった音羽屋の家の芸をも継承した。「茨木」は養父5世尾上菊五郎が初演し、梅幸も度々演じた当り役である。源頼光の家来渡辺綱に斬られた片腕を取り返すべく、悪鬼茨木童子が綱の叔母真柴に化けて現れるという内容。梅幸は衣装選定に優れた感覚を示したことで有名であり、舞台で愛用した「茨木」「土蜘」の衣装を、昭和5年(1930)自ら当館に寄贈した。