enpaku 早稲田大学演劇博物館

日本演劇 — 近世 歌舞伎

Shamisen thought to have been used by Tamagiku

伝 玉菊使用三味線(でん たま ぎく し よう しゃ み せん)


 

全長96.0cm

享保期(1716~35)江戸新吉原の遊女、中万字屋の玉菊が愛用したと伝えられる三味線。胴に「近江」と作者の焼印があり、中子には「玉菊さま」の墨書がある。玉菊は美貌の上に深い情をあわせ持った名妓として評判高く、琴三味線を得意としたが、享保11年に25歳の若さで病没している。この三味線は幾多の人の手を経て、荻江露友から当館へ寄贈された。露友は荻江節5世宗家、前田青邨画伯の妻でもある。なお当館には、5世中村歌右衛門の手許にあった玉菊遺愛の人形も寄託されている。