enpaku 早稲田大学演劇博物館

日本演劇 — 近世 歌舞伎

Costume Script of the Miyako-za Theatre

『都座役者衣装』(みやこ ざ やく しゃ い しょう)


 

縦26.7×横18.9cm

寛政9年(1797)江戸都座の上演演目で使用した、舞台衣装の記録。江戸時代、歌舞伎は11月の顔見世を年度の始まりとしたため、本書も寛政8年11月から9年10月までの内容となっている。演劇博物館はほぼ同内容の本を2冊所蔵しているが、それぞれ扉に「元中村勘三郎家蔵」とある。恐らくは勘三郎家所蔵の原本を、さほど時代が下らない時期にいくつか転写したものであろう。役者や役名を付し、衣装を彩色入りで詳細に書きとめており、当時の扮装や衣装の模様などを今に伝える、極めて稀な資料である。