enpaku 早稲田大学演劇博物館

日本演劇 — 近世 浄瑠璃

Shamisen of Tsurusawa Seiroku IV-"Takitsuse"

4世鶴澤清六三味線 「滝津瀬」(せい つる さわ せい ろく しゃ み せん たき つ せ)


 

全長104.0×23.0cm

有吉佐和子の小説『一の糸』のモデルとされている、4世鶴澤清六使用の三味線。柴健作、「滝津瀬」の銘あり。桐長箱入りで、撥・駒・琵琶駒なども納められている。書き入れが可能なあらゆる備品に署名・捺印がみられ、小説『一の糸』の主人公そのもののような几帳面さがうかがえる資料である。4世清六は、若年の豊竹山城少掾の芸を牽引した3世鶴澤清六没後、山城少掾の相三味線を27年も勤めた。1960年、大阪道頓堀文楽座出演後に急逝するが、「滝津瀬」は、その時まで使用していた愛器2挺の内の1挺であるという。