enpaku 早稲田大学演劇博物館

日本演劇 — 近世 歌舞伎

Costume thought to have been used by Bando Mitsugoro Ⅲ

伝 3世坂東三津五郎着用衣裳 白地藤に勝美縫模様着付 (でん 3せいばんどうみつごろうちゃくよういしょう しろじふじにかつみぬいもようきつけ)

00532

丈148.0×裄66.0㎝

現存する歌舞伎衣装のなかで、最古の部類に属する。男子禁制の大奥や大名家の奥向きへ出入りし、女性のみの一座で歌舞伎を演じたお狂言師に、2世坂東三津江(1821~1919)がいた。三津江は歌舞伎役者3世坂東三津五郎(1775~1831)の弟子であり、師から譲り受けた衣装を保存していた。のち、7世三津五郎を通じて演劇博物館に寄贈されたなかで、この衣装は「勝相撲浮名花触(かちずもううきなのはなぶれ)」白藤源太役と考えられる。白の真岡木綿に、藤の花房とともに坂東家の文様である花かつみを縫い出している。