enpaku 早稲田大学演劇博物館

日本演劇 — 中世

Kakyo

『花鏡』(か きょう)


 

縦27.0×横19.0cm

世阿弥の著した能楽論書。墨付78丁。謡や演技についての標語を解説した「題目六箇条」と、演出、演技、稽古や芸術論に関する自身の考えをまとめた「事書十二箇条」の計18箇条からなる。奈良県生駒市の宝山寺に所蔵されている禅竹筆本系統の写本だが、欠損甚しい宝山寺本を補いうる唯一の完本。本書には、膨大な朱注が書き込まれており、江戸後期の観世大夫、観世元章(1722〜 74)による写し。