活動報告

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■DCCニュースレター(バックナンバー:2007年10月号)

 



															◆◆◆◆◆◆◆DCCニュースレター10月号◆◆◆◆◆◆◆◆
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【今月の話題】
1.2007年度第5回産学交流フォーラムのご報告
2.2007年度第6回産学交流フォーラムのご案内
3.新規加入会員のご紹介
4.ACPA・FOLCの活動状況
5.コラム
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1.2007年度第5回産学交流フォーラムのご報告
 去る10月3日(水)に、今年度第5回産学交流フォーラムを開催いたしまし
た。
 基調講演は、早稲田大学商学学術院教授の横山将義先生より「経済分析の視
点―日本経済・国際経済の動向を探る―」というテーマで行われ、経済指標か
ら読み取ることができる経済の動向やその国際的な背景などについて、ご講演
をいただきました。
 ご講演では、需要サイド・供給サイドから分析される日本の経済動向や、経
済のサービス化・成熟化による日本経済の長期的課題などについて、最近の経
済指標の分析を交えた興味深いお話をうかがうことができました。
 当日は、60名を超える方々にご参加いただき、活発で有意義な交流活動とな
りました。

2.第6回産学交流フォーラムのご案内
 今年度第6回目のDCC産学交流フォーラムは、11月7日(水)に日産自
動車株式会社の曽根公毅様よりご講演いただきます。
 同社のクロスファンクショナルなマネジメント手法とそれを通じた社内人材
の育成などについて、興味深いお話を伺うことができると思います。
 前回と同様に、多数のご参加をお待ちいたします。
 ご参加の申し込み等につきましては、別途、メールにてご案内させていただ
きます。

【第6回DCC産学交流フォーラム】
◆日時:2007年11月7日(水)18:00−21:00
◆場所:リーガロイヤルホテル東京 3F ロイヤル
◆講演者:曽根公毅(そね こうき)
     日産自動車株式会社 知的資産統括室 室長

3.新規加入会員のご紹介
 去る10月1日に加入申込のあった株式会社早稲田総研インターナショナル様
について、新規加入が承認されました。現在の会員企業数は32社となりました。
 ・株式会社早稲田総研インターナショナル
  ( http://www.w-int.jp/ )

4.ACPA・FOLCの活動状況
(1)実務能力認定機構(ACPA)の活動状況
 ACPAでは、グローバルなビジネス領域で、高い専門性を備えた有為な人
材育成に資するよう、ビジネス分野の基準表を整備してきましたが、このほど、
ビジネス分野の講座の認証を開始しました。
 ビジネス分野の基準表は、事務系職種分野を、経営企画、人事・労務・能力
開発、総務・法務・広報、経理・財務、営業・マーケティング、生産管理、
物流、国際事業、販売の9つに分類し、それぞれのスキル項目を詳細に設定し
てあります。
 ビジネス分野の専門スキルアップのため、企業提供のeラーニング講座が広
範に実施されており、講座の品質保証の一環としてACPA認証により効果が
高められるものと期待しています。

(2)オンデマンド授業流通フォーラム(FOLC)の活動状況
 FOLCでは、6月に開催された第1回理事会にて承認された「FOLC登録
科目の流通支援活動」を推進するため、任意団体組織から脱皮し、流通支援機
関としての役割を担えるNPO法人としてのFOLCの設置に向けて取り組み
に着手しています。
 NPO法人の設置認証の目標は2008年の春です。

5.コラム
 DCC関連講座としてメディアネットワークセンターに設置している「シンガ
ポールのITと社会」において、9月中旬に1週間の現地調査を行いました。
この現地調査は、2001年より行っている毎年恒例の調査であり、講座受講者
のうち希望者を募って行っています。最近ではこれを目的として講座を受講
する学生が多くなってきており、今回は教員2名、職員3名、学生19名の総勢24
名という大人数で調査を行いました。

 初日、2日目は全体で行動し、シンガポールの省庁、日系企業、大学等を
訪問し、シンガポールの政策、アジア・世界展開の拠点となる背景等の説明を
受けたり、現地学生との交流を行いました。3日目以降は、商社、企業、大学、
放送、教育の5つのグループに分かれ、それぞれのグループが訪問先を決め、
興味のあることを調査しました。
 学生は訪問先で、シンガポールの果たす役割や海外で働くこと、現地での様
子等について積極的に質問し、訪問先からは丁寧に対応・回答をいただきまし
た。個人旅行や観光旅行では実施できない訪問や懇談は、学生にとっても知的
好奇心を満たす、非常に有意義な体験だったはずです。

 私は3度目の同行になりましたが、毎回、シンガポールの柔軟な政策や日本
との違いに驚かされます。
 今回の調査では、お見舞いのために初めて現地の病院を訪れる機会があり、
そこでもシンガポールと日本の違い、シンガポールに見習うべき点等を認識す
ることができました。
 日本の病院と同様に、現地の病院でも診察や検査の待ち時間は非常に長かっ
たのですが、看護士や保険担当の事務スタッフの対応は非常に親切で優しく、
日本との違いを感じました。特に驚いたのは、病院のあちこちにスタッフの
笑顔のポスターが貼ってあったことで、笑顔で患者や来院者に接することを
もっとも重要な基本方針にしているという姿勢が強く感じられました。毎月、
患者や来院者等によるアンケートをもとに各部門の表彰制度も行っているよう
で、受賞者の笑顔の集合写真のポスターも非常に印象的でした。
 病院には博物館や一般に開放されている図書館も設置されていました。また、
病院のスタッフや来院者のためのカフェテリアも設置されており、日本の病院
とは大きく異なっていました。

 来年の調査は、2008年9月に開催が決定したF1シンガポールGP(市街地で初の
夜間レース)にあわせて現地を訪問できれば、また新しいシンガポールを実感
できるのではないかと思っています・・・。
(ニュースレターのバックナンバーはDCCのWebサイトにてご覧いただけま
す。
 http://www.waseda.jp/dcc/3rd/new/dcc/newsletter.html)

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