2008年1月19日(土)に早稲田大学にて、アジア各国の大学と共同で実施しているネットワーク型国際共同授業プロジェクトの成果を総括するために、国際シンポジウム「東アジア経済統合をめざして」を開催いたしました。 午前の部では、内田勝一副総長の開会挨拶に引き続き、国際遠隔共同授業「東アジア共同体の形成に向けて」及び「東アジアの自由貿易協定(FTA)」を履修しているアジア5カ国の学生たちから、履修の成果及び遠隔授業を受けたメリットとデメリットについて発表がありました。 午後の部では、韓国・西江大学のAhn, Se-Young教授による基調講演に続いて、上記の2つの授業を担当している5ヶ国7人の各国を代表するFTAの専門家によるパネルディスカッションが行われ、授業を履修している学生たちはもちろん、一般の参加者の方々にとってもたいへん興味ある有意義なものでした。 当日は、アジア5ヶ国から参加の教員・学生の他、DCC会員企業、早稲田大学の教職員・学生、一般参加者を交え、総勢120名を超える出席者による充実したシンポジウムとなりました。
国際シンポジウム「東アジア経済統合をめざして」 〜Toward East Asian Economic Integration〜 開催概要 【日時】 会場風景 |
以下は主なプログラムのレポートです。
<< 学生発表 >> テーマ:「遠隔教育を受けたメリット・デメリット、授業での成果について」 | |
代表学生7名がそれぞれショート・スピーチを行い、授業成果を振り返りながら、遠隔手法を用いた海外共同授業の今後の改善点に関する発表を行いました。 |
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<< 基調講演 >> 西江大学(韓国)のAhn, Se-Young教授より、「New Challenges to East Asia's Economic�Integration : Inauguration of President-elect Lee Government in Korea and New Roadmap to FTAs among Japan, Korea and China」と題して、日本と韓国のFTA交渉の現状を中心に、2008年2月実施の韓国大統領選挙に言及しながら、東アジアの経済統合についてご講演いただきました。 【映像配信】当日の講演の様子はこちら(ストリーミング配信) |
<< パネルディスカッション >> テーマ:「各国のFTA最新事情」 コーディネータ:寺田貴准教授(早稲田大学アジア研究機構) | |
5ヶ国7人の各国を代表するFTAの専門家からのFTA最新事情に関する発表に引き続き、当日の参加者との質疑応答を含め、FTAに関するパネルディスカッションを通じた意見交換が行われました。 |
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【映像配信】当日の発表の様子はこちら↓(ストリーミング配信)
パネリスト: ・タイ: Dr. Kitti Prasirtsuk (タマサート大学) ・フィリピン: Dr. Tereso S. Tullao Jr. (デ・ラ・サール大学) ・ASEAN: Dr. Myrna S. Austria (デ・ラ・サール大学) ・マレーシア: Dr. Tham Siew Yean (マレーシア国立大学) ・中国: Dr. Yongqin Wang (復旦大学) ・日本: 浦田秀次郎教授 (早稲田大学アジア太平洋研究科)
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