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日本語教育学公開講座 −21世紀の日本語教育学へ

近年のあわただしい国際化の中で、外国人のための日本語教育も確実に大きく変容しつつあります。
この講座では、その現状と歴史を踏まえつつ、社会・文化とのかかわりや新しいマルチメディアによる教育も視野に入れて、21世紀の日本語教育への展望を早稲田大学から提案いたします。
これから日本語教育を学んでみようという方々を対象に、「外国語としての日本語指導」を中心に、広くことばと教育の問題を考えてみたいと思います。
日本語学・日本語教育学の基礎を習得しようとお考えの方にとっては、早稲田大学日本語教育研究センターのスタッフによる「日本語教育学公開講座」は、最適の講座といえます。 ぜひ、一度受講してみませんか?

受講対象
日本語・日本語教育に関心があり、主にこれから学習を始めようとしている方。 学生の方や、現職の日本語教師の方、地域で日本語授業ボランティアをされている方、大学院進学を考えている方など、どなたでも受講できます)

講座授業日程・講座内容
受講生の声
お申込み方法
パンフレットの請求
パンフレット(PDF) 
PDFパンフレットには「振込依頼書」は含まれておりません。お申込の際は上記「パンフレットの請求」よりパンフレットをお求めください。
公開講座ワークショップ
オンラインレジストレーションはこちらから 〔受付中〕


 

講座授業日程・講座内容

◆ 授業期間
 (前期)2010年4月10日〜2010年7月10日 土曜日12回
 (後期)2010年10月3日〜2011年1月29日 土曜日12回

◆ 授業時間
  10:00〜12:15 (休憩 11:00〜11:15)

 
前期
         
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4月17日
社会・文化と日本語教育
細川 英雄

「ことばは文化である」とはしばしば耳にする表現ですが、では文化とは何なのでしょう か。また、日本社会に暮らす外国人にとって日本文化とはどのようなものなのでしょうか。 ここでは、ことばと文化の関係を、学習者の言語習得の観点から捉え、学習者にとっての社会・文化と日本語学習の問題を実例に即して考えます。この課題によって、受講者の方々も、人は何のためにことばを学ぶのかという問いと向き合うことになるでしょう。

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4月24日
5月8日
「移動する子どもたち」と日本語教育
川上 郁雄

現代は「移動する時代」と言われています。大量の人間がさまざまな理由から国境を 越えて移動する時代という意味です。その理由も、労働、移住、留学、研修、観光、国際結婚など多様化しています。ただし、これらはすべて大人の理由です。つまり、大人は自分の目的によって移動しますが、それに随伴する形で、家族、特に子どもたちが移動を繰り返しています。私はこのような子どもたちを「移動する子どもたち」と呼んでいます。このような子どもたちの日本語教育を、国内、国外の実践を通じて考え、日本語教育全体を捉え直したいと思います。
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5月15日
5月29日

新しい日本語教育の

展開

宮崎 里司

日本語教育の現場で教え、さまざまな問題意識をもつ日本語教師やこれから日本語教 育を学びたい方々を対象に、現在および明日の日本語教育を、学習ストラテジー、インターアクション能力、外国人問題、多文化共生などといったキーワードで考えていきます。さらに、外国人力士など、ユニークな日本語学習者の事例を取り上げながら、効果的な日本語習得についても考察します。

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6月5日
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月12日

多様な学習者と日本語教育

池上摩希子

私たちの周囲には、日本語を第一言語としない人たちがたくさん暮らしています。その 人たちは「日本語学習者」という一言では語りきれない多様な状況の中で、生きるため にことばを使っています。地域の状況とそこで生活する学習者の状況とを考えながら、「日本語を教える」ということについても、いっしょに考えてみましょう。

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6月19日
6月26日

日本語教育と

教室デザイン

舘岡 洋子

日本語の教室ではさまざまな背景や目標を持った人々が、日本語学習に取り組んでいます。彼らは何をどのように学んでいるのでしょうか。そこでは、教師が教え、学習者が学ぶという一方向的な学びだけではなく、学習者自らが参加し、教師や他の学習者、さらには学習者を取り巻く社会環境と相互作用をする中で多様な学びが生まれています。同時に自己との対話という内なる相互作用もおきているのです。日本語を学ぶとはどういうことか、教室とは何をするところなのか、教師の役割は何かということを一緒に考えていきましょう。

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7月3日
7月10日
日本語教育の教材
吉岡 英幸

現在市販されている日本語教育関連の教材は900種余りありますが、それがどのような目的で、どのような学習者を想定して作成され、どのような内容をもったものかなどを軸にして、概観してみたいと思います。また、100年前日本語教育で使用された教材はどのようなものだったのかなど、明治期から現代までの主な日本語教材の特徴を見ながら、その変遷と同時に日本語教育の流れを検討してみたいと思います。
後期

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10月16日
10月23日
日本語教授法 川口 義一

この講義では、仮名の読み書きから始まる早稲田大学の初級のコースが300時間近くの集中講座を終わるまでにどのようなことが、どのように教えられていくかをご紹介します。その中で、どのような教授法が使われ、それがどのような効果を挙げているかもご説明します。また、そのような教授法の背景にある教授法の理念とはどのようなものか、そして最後には、日本語教育の本質とは何かという問題にも言及します。
 
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10月30日
11月13日
日本語の音声・音韻
戸田 貴子

日本語学習者の多様化に伴い、発音の問題が多様化する一方、日本語教育の現場でも音声表現の重要性が強調されるようになり、発音指導に対するニーズが高まっていま
す。「音声・音韻」では、日本語学習者による発話資料の音声分析を通して、日本語音声の特徴と日本語学習者に対する音声教育について考えたいと思います。
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11月20日
11月27日
日本語の語彙
小宮千鶴子

単語の集まりを語彙といいますが、この講義では、まず、日本語の語彙について基礎的な理論を学び、日本語教育において指導する語彙とは何かについて考えます。次いで、日本語教育の初級・中級・上級の学習段階においてどのような方法で語彙指導を行うかについて紹介します。
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12月11日
12月18日
日本語の文章・談話
佐久間まゆみ

文章と談話は、それぞれ、日本語の書き言葉と話し言葉における最大の単位で、コミ ュニケーションの実現形態ですが、このような文を越える日本語の表現には、どんな構造や機能があるのかを分析する方法を学びます。さらに、日本語教育における文章・談話の表現と理解の 技法とその教え方についても取り上げます。
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1月8日
1月15日
日本語の文法
小林 ミナ

「言いたいことが伝われば、文法なんて気にしなくていい」「コミュニケーションでは、正確さより気持ちのほうがずっと大切」などと言われることがあります。しかし、コミュニケーションが他所との関わりである以上、そこでは最低限の正確さが求められます。「コミュニケーションを支える―要素」という観点から、日本語の文法を考えます。
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1月22日
1月29日
日本語の
待遇コミュニケーション
蒲谷  宏

「待遇コミュニケーション」というのは、従来の「待遇表現」を発展させたもので、「人間関係」や「状況」に応じて使い分けられるコミュニケーション行為のことです。特に「敬語コミュニケーション」を中心に、日本語の大きな特色になっており、日本語教育においても、「待
遇コミュニケーション」をどう捉え、どう教え・学ぶかということは、大きな課題になります。ここでは、そうした「待遇コミュニケーション」の研究・教育に関する基本的な点について考察していきたいと思います。

受講生の声(受講体験記)
受講生は、20歳代から60歳代の方まで、学生、会社員、主婦、現役の日本語教師、各種教員方まで幅広い層の方々が、それぞれも目的をおもちになり、本講座を受講されています。

■ボランティア仲間からすすめられて・・・
川口教授の「外国語教授法」には、衝撃を受けました。日本語を一切使わずに、外国語を学ぶ模擬授業が終わったところで感想を求められると、模擬学習者として参加した受講生のみなさんは「脳ミソしぼり切りました。でも気持ちよかった!」と話していました。私も「脳ミソ使い切るようなに日本語教授法を行いたい!」と熱く思いました。
また、戸田教授の「日本語の音声・音韻」で、「母語なまりは直ります。」とのお話を聞いて、目からウロコが落ち る思いがしました。学習者によくみられる「会話に自信がない」原因がわかり、外国人への音声教育の面で早速とり 入れることにしました。
佐久間教授の「日本語の文章・談話」では、小論文の効果的な勉強法が身につきました。「150字以内」次に「50次以内」にまとめる練習を必死にとり組みました。評価をつけられ、解説を聞くと面白くなり、それ以来新聞等の文章をまとめたり、読解の勉強にも役立っています。
何より、この公開講座は、感想や意見を述べ、グループで意見交換するという「参加型」で講義で有意義かつ楽しいものでした。しかも先生方がいつも丁寧に話を聞いて質問に答えてくださるという姿勢が回を追うごとに意欲的にさ せてくれたと感謝しています。 実は、昨年受講したボランティア仲間から強くすすめられて受けたのですが、どの講義も興味深く、たくさんの知識をいただき充実した気持ちでいっぱいです。

■自分の授業で活用
私は現職の公立中学校教員です。日本語教師への転換をめざして受講しました。この講座は、日本語教育学研究の現状と課題を把握するのには最適の講座だったと思います。多文化共生社会が進行している現状にあって、小・中・高の教員養成課程にこのような講座を設けるべきだと思いました。
最も役立ったのは、「子どもの日本語教育」(川上先生)の日本語を母語としない子供たちの日本語教育を捉えるた めの「バンドスケール」です。実際に私の学校で活用させていただきました。また、「日本語教育と教室デザイン」 (舘岡先生)の「ピア・リーディング」からは発想法、授業法等多くのことを学びました。私の授業に応用させてい ただきました。「社会・文化と日本語教育」(細川先生)では、日本語教育のパラダイムの転換を学び、刺激的な授 業でした。

■日本語教師として・・・
日本語教師として数年仕事をしてきましたが、公開講座は基本をおさえつつも日本語研究の最新情報を知ることができ、とても有意義な時間をすごすことができました。おかげで大学院の試験にも合格することができました。幅広い層の方に対応できる講座だと思います。

■日本語に対して新たな興味が・・・
1年間の講座で日本語に対して持っている疑問がかなり解決され、また新たな興味がわいてきます。これが終わりでなくここを出発点として、もっと知りたいと思うようになりました。ことばは文化といいますが、本当に奥深いもの ですね。

■講義後の「質問表」が教授陣とのパイプに・・・
定年退職後、地域の日本語教室でボランティアとして教えています。このたび、海外の大学で、日本事情を教えることになりまして、この公開講座を受講することにしました。講義内の「質疑応答」で直接質問することができますが 、講義終了後の「質問表」でも、講義とは離れた問い合わせにも、教授陣が懇切丁寧に答えてくださいます。充実の 講義にすっかり自身がつきました。

■日本語教育の研究領域を知る・・
一口に「日本語教育」といってもミクロ的な研究からマクロ的な研究まで、様々な領域があり「えっ、こんな面白い ことを研究している人もいるのか!」と驚かされることが度々ありました。この講座では一通りの領域を広く浅く学 べるので、日本語教育の中でもどの分野を研究すべきか定まっていない人に参考になると思います。

■日本語教育関連イベントの紹介
すべての講座で、テーマごとに体系的に整理できて有意義でした。現場をよくご存知の先生方の講義なので、現状にも則しており、また最新の研究成果を盛り込んだ内容でした。日本語教育の関連イベントや学会などの情報もご紹介いただき、大変参考になりました。

お申込み方法
◆ 受講対象
 日本語学・日本語教育学に関心があり、主にこれから学習を始めようとしている方

◆ 申込受付期間 (定員150名に達するまで)
2010年2月22日〜

◆ お申込み方法
1.当センターホームページのオンラインレジストレーションより、登録してください。
2.「振込依頼書」に受講料をご記入のうえ、銀行窓口から振込んでください。
☆PDFパンフレットには「振込依頼書」が入っていません。
パンフレットをお求めいただき、所定の「振込依頼書」をお使いください。
☆ATMによる振込はできません。
☆「振込依頼書」は切り離さずに銀行に持参してください。
☆受講料振込後、銀行の収納印を確認のうえ、領収証を受け取ってください。
3.2の領収証のコピーを、当センター事務所に郵送または持参してください。
☆学内者の方は、早稲田大学の学生証のコピーを添付してください。

◆ 日本語教育研究センター事務所受付時間
月曜〜土曜 9:00〜17:00 (ただし土曜日は12:30〜13;30は閉室)

◆ 受講料(教材費を含む)
年額 90,000円
・前期のみ、または後期のみの申込も可能です。この場合受講料は、各期ごと50,000円となります。
・在学生の受講料は、年額25,000円(各期ごとに15,000円)です。

◆ お知らせ
・ 早稲田大学中央図書館の利用
受講開始日から終了日までに限り、早稲田大学中央図書館を利用することができます。通年申込者は夏季休業中も利用できます。利用の際は、受講申込が完了した方に交付する受講証の提示が必要です。図書館の開館時間はホームページをご覧ください。
・全日程終了後、希望者には受講証明書を発行します。
・前期最終回(7月10日)および後期最終回(1月29日)の講義終了後、講師と受講生のみなさんとの懇親会を開催する予定です。

 



公開講座ワークショップ
公開講座の午後の時間帯を利用して、講座受講生の皆さまと意見や経験を交流する「日本語教育学公開講座 ワークショップ」を開催いたします。午前中の講座と異なり、参加者、担当教員、大学院生らが意見を述べ合い、交流する形式となります。午前中の講座と異なり、無料で参加できますが、本年度公開講座受講生が対象となります。また、本年度は3つのワークショップを予定しております。それぞれのワークショップにおいて全日程に参加できることが条件となります。

日程  2010年度(すべて土曜日)

開講時間  13:30〜15:30

ワークショップ申し込み方法
各ワークショップごとに定員があり、先着順にて決定します。所定の期間に、当サイトにてお申込みください。

各ワークショップ概要

タイトル
申込期間

WS1

年少者日本語教育の実践をデザインする 2010/4/10 午後10時〜2010/4/5 午前9時
WS2 協働的な日本語学習について考える 2010/5/22 午後10時〜2010/5/27 午前9時
WS3 初級日本語教授法の考え方と教え方 2010/10/16 午後10時〜2010/10/21 午前9時

◆結果通知
受講可否結果は、登録されたメールアドレスに送信いたします。

◆ワークショップ内容
各ワークショップの内容については、パンフレット{PDF}10ページに掲載しています。

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