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美術史学コースは洋の東西や時代を問わず、美術史の研究者、専門家を養成するための教育機関であり、また美術館、博物館などの学芸員となるための専門的かつ実践的なディシプリンを提供する。視覚イメージが氾濫する今日的な環境においては、古今東西の美術作品に通暁することは、文化・文明への洞察に不可欠であろう。コースは日本・東洋・西洋の三領域に分かれており、7名の専任教員と1名の兼任教員が指導に当たる。
美術史学では、文字資料の読解が必須であると共に、作品に対峙し、目によって理解し判断することが要求される。まず、文字資料を読みこなす語学力を身につけること、そして、「目の鍛錬」をすること。文字資料を手がかりに、無数の作品を見、目に記憶させ、「目の力」をつけなければ、美術作品の研究はできないのである。
本コースは、書家、歌人としても高名な秋艸道人こと會津八一が、東洋美術史の講座を開設して以来70余年の歴史を誇る、我が国有数の美術史学専門の教育機関である。オーソドックスな研究者はもとより、美術史の枠組を超えたユニークな専門家をも輩出しているところが「早稲田美術史学」の大きな特質であろう。
入試では、自身が志望する専門領域の知識だけでなく、日本・東洋・西洋各領域における美術史についての基本的な素養が要求される。さらに、日本美術はくずし字や篆書、漢文を、東洋美術は漢文を、西洋美術はヨーロッパ二言語(英語、仏語、独語から選択)を通しての資料読解が課せられる。
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