人は物と意味の多様性の中に生きている。人の行動や行為の中にある非言語行動、言語によるシンボル操作、記憶、行動の動機、ストレス、身体の状態、言葉の操作、精神的負担、問題の解決方法、脳と行動、購買行動、抑うつ状態、人間関係、認知障害、不安や恐怖、感情や情動の働きやそれを支える背景要因は心理学の対象になる。それらを方法的に観察(実験観察)し、データ化し、統計的に処理し、背景要因や事象間の関係性を探り、一般性・法則性を見出すことは心理学の重要な仕事の一つである。 当コースには社会心理学、認知心理学、神経心理学、臨床心理学、生理心理学、犯罪心理学、ストレス心理学、健康心理学、言語心理学、心理統計学の専門教員がおり、学生には領域選択の自由度が高く、心理学を広く学ぶことができる。
カリキュラムは、基礎学力を育成するためにまず実験実習が用意される。心理学の課題を題材に実験を行い、データを取り、処理し、データに影響する諸条件を吟味し、結果を総合的にディスカッションできる基本的態度を身に付ける。引き続き実験計画法、検査法、調査法、臨床技法等の演習カリキュラムが選べる。専門講義群からも幾つかを選択し、専門領域の基礎知識を身に付ける。3〜4年次は専門研究・卒論研究指導が導入され、各教員の許で個別指導的に専門演習を深く学び卒論研究を行うのである。
系統的カリキュラム構成は、データの取り扱い方を身に付け、社会で貴重な戦力になる下地を作るものであり、専門領域に進む者の養成にもなっている。 |