東洋哲学コースではインド・中国・日本という三国を中心として、アジアの思想・宗教・文化を総体的に学び研究する。東洋の古典には多種多様な叡智や思考が盛り込まれ、まさに思惟方法の宝庫となっている。
具体的には、仏教・儒教・道教・神道等を研究領域とし、原典講読により、脚色のない本来の意味を読み解いていくという学問方法を採る。学問上の区別は、インド哲学・中国哲学・日本思想というような分類も可能であるが、一つの国のみを対象としない思想、例えば仏教や儒教のようなものもあり、広い視野からの研究が可能である。また、それぞれの国において、様々な思想が多彩に交渉・融合するので、複合的な分野も扱うことができる。卒業論文では、そういった基礎の習得を踏まえ、各自の興味に従って研究を深めていくことになる。それぞれが問題意識を持って見つけた課題を、研究成果として結実させるよう指導する。研究の性格上、漢文を用いることが多いので、その読解力を身につけることが可能である。また、サンスクリット語を学ぶことにより、インド的世界観も展開する。
東洋哲学に興味を持つ研究者は海外にも多く、国際的視野に立つ研究にも道は開かれている。東洋哲学コースの特色は、東洋の世界観・人間観・自然観等を広汎な視野から修学できるところにもある。 |