西洋史コースは専任教員4名(古代1,中世1、近現代2)で構成される予定であるが、文化構想学部教員などとの緊密な連携のもと、古代(オリエント世界を含む)から近現代、地域的にもイギリス、アメリカ、ドイツ、フランス、イタリア、ロシアなどは言うまでもなく広く西洋世界をカヴァーする教員を擁しており、その規模は日本でトップクラスである。そして学生はその興味・関心にしたがって自由に学修を進めることができる。
さて、歴史学とは「どのようなプロセスを経て私たちは今いる場に存在するのか」を研究するものである。高等学校で学ぶ「世界史」は重要な基礎にはなるであろう。しかし歴史学は決して暗記科目ではなく、史料に基づいて事実を正確に把握し、その上に立って考える創造的な学問である。とくに日本社会は、その近代化にあたって西洋のモデルを取り入れてきたのであり、欧米の文化・歴史を学ぶことはけっきょく私たちの文化・歴史を知ることでもある。しかも現在世界は一体化し、世界の人々と実際に交渉をもつ機会が格段に増えてきている。その意味からも、世界のいまとその多様な成り立ちの歴史とを比較の視点を持って考えることはますます重要になるであろう。 |