卒業論文ガイド

  こちらでは、第一文学部では必須科目となっている卒業論文執筆について、「東洋史」の観点から概要を紹介・解説しています。全てが「東洋史」に特化されている訳でもないので、他専修の方も参考にしてみてください。

Contents

1.卒業論文とは……      (2002.03.12)

2.卒業論文に関する手続き  (2002.03.12)

3.卒業論文作成の過程

4.卒業論文作成のための参考図書

5.東洋史学専修におけるこれまでのタイトル

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1.卒業論文とは……

 大学に入学してから、試験とレポートに悩まされた経験が多少なりともあるかと思います。入学したての頃に、「原稿用紙10枚以内」などと掲示されて、「10枚も書けないよぉ」と思ったりしたものです。
 卒業論文については、明確な枚数規定はないようですが、平均して80枚前後が目安だと聞いたことがあります。ルーキーにはなかなか荷の重い枚数といえるでしょう。
 ところで、同じように「書いて提出する」といっても、レポートと卒業論文では、大きく異なる点があります。それは、

    レポート  担当の要求する課題について調べてくること
    卒業論文 自分の興味ある問題点について調べてくること

という風にまとめることができるかもしれません。当然、違いはこれだけではないし、中には授業で扱った範囲の中から自分の興味ある部分を調べてくる、という橋渡し的なレポートもあります。
 ただ、ここで述べたいのは、卒業論文こそ「オリジナル」にこだわることができる、ということです。主査の先生とも意見の対立があるかもしれません。先行研究の解釈に納得できないときもあるでしょう。それでも、自分で考え、探し、解釈したその問題点(と結論)こそは自分だけの「オリジナル」ということができるはずです。
 主査の先生を唸らせるのは容易なことではありません。でも、指導を受けていくうちに見解を研ぎ澄まし、ひとつでも光るなにかを手に入れることは可能です。そんななにかを得ることも、卒業論文を作成する意味なのではないかと思います。

 


2.卒業論文に関する手続き

 提出するのは4年生の12月ですが、その前にもいろいろ手続きが必要です。ここでは、学部の手続き(全体に共通)と東洋史の指導の2つに分けてみていくことにします。
    学部の手続き   東洋史での指導
 2年 5月    研修合宿(1泊2日):

自己紹介の時に興味のあるテーマをいう。
 
 3年 前期    演習V:

卒業論文で扱いたいテーマを授業で発表する。
 3年 9月中旬    卒業論文報告会:

専任教員全員の前で卒業論文のテーマを発表する。
 3年 9月下旬  卒業論文仮題目提出  
 3年12月上旬  卒業論文仮指導

:これによって主査が決定。
 
 
 4年 4月     演習Y(卒論ゼミ)開始
 4年12月中旬  卒業論文事務所提出

:上製製本が必要です。
 
 4年 2月上旬  卒業論文口頭試問(面接)

:主査の先生と対面で話します。 
 
 本格的に始動するのは、3年時の9月からということが分かるかと思います。ただ、9月は現在の学校暦では夏休み直後ということになっているので、当然、夏休み前までにある程度の準備が必要になってきます。
 東洋史学専修では、3年配当の演習Vにおいて、卒業論文指導の手ほどきを開始します。また、9月には専任教員のほとんどが参加する卒業論文指導合宿で、学術研究の厳しさをたたき込まれることになります。(といっても、過度に恐ろしがる必要はありません。学問としての歴史の難しさに触れることが重要なのです。)
 その後、仮指導を経て、主査が決定されると、4年配当の演習Yにおいて、各ゼミに分かれて指導を受けることになります。
 東洋史学専修には6人の専任スタッフがおり、かつ、他大学から出講されている非常勤の先生方もいて、アジアの大部分をカバーしています(除インド)。それに加え、2年時から専修行事を行って、教員と学生のコミュニケーションがとりやすい環境を用意しています。学生の積極さ如何によって、どんどんいろいろなことに取り組むことができます。2年時から他言語(モンゴル語、ペルシャ語 、アラビア語など)に取り組む学生も少なくありません。進んで取り組んでみてはいかがでしょうか。

3.卒業論文作成の過程

 扱う対象によって選択する方法論は変わってきます。具体的には、実際に教員と相談しながら書いていくことになると思いますが、ここでは大まかな考察の流れをみてみることにします。

(1) 問題点の所在をみつける
(2) 作業仮説をたててみる
(3) 資料によって仮説を検証してみる
(4) 結論を導く

 これは一連のものともいえますが、(1)→(2)→(3)と進んだところで、作業仮説が棄却され、また(2)に逆戻りする、ということもしばしばです。それを繰り返していって、ようやく(4)へと到達できるのです。
 この流れは、よく考えてみると、学術書(新書なども含む)の構成と同じだと気づくでしょう。「論文」を書くのですから、まず体裁から倣うことも必要です。

 ところで、東洋史(特に中国史)で卒業論文を書くときには、このような一般的な流れ以前に、史料読解と工具書の知識が必要となってきます。
 漢文にしろモンゴル語にしろベトナム語にしろ、資料が読めなければ始まりません。また、アジアを対象とした研究は戦前からの膨大な蓄積がある上に、当地での研究状況も看過できません。

4.卒業論文作成のための参考図書

5.東洋史学専修におけるこれまでのタイトル  卒業論文タイトル一覧

    

 

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