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本専修では、特定の専攻領域の枠にとらわれず、広い視野に立って、古今東西の文化と思想をさまざまな観点から勉学する。つまり、学問がますます細分化されつつある現代にあって、それらを統合しつつ自分の立場を確立し、学問の真髄に触れようとする意図がある。だからそれだけに、明確な研究テーマを持つか、学際的研究を志す学生に向く専修である。

 
 本専修には次の3つの授業系統が置かれている。
 A系統(言語文化)では言語に関する諸問題が扱われる。各人が興味を抱くテーマの研究を通して、人間にとって「ことば」とは何かを考えていく。具体的なテーマとしては、音韻論、形態論、統辞論、意味論、社会言語学、言語哲学、翻訳論、文体論、方言学、辞書学、言語と宗教、マスコミの言語等を挙げることができる。
 B系統(文化人類学)では人間の生活を、人間が作り出した行動や言語や物などに支えられた“文化”という側面から考える。人間の生活に見られる歴史的、地域的な多様性と共通性、また現代生活に見られる急激な変化を対象とし、その違いのあり方や意味を、多様な価値観を持つ人々が共存する社会、また、同一の情報にさらされて生きる多様な価値観を持つ生活者の集団の存在ということから考える。
 C系統(異文化コミュニケーション論)では、世界の諸文化の共通性と差異を研究し、世界のすみずみからもたらされ続ける無数の文化情報を捉え、主体的に整理してゆく。西と東、あるいは南と北の文化圏、国家、民族、種族など、さまざまなレヴェルの異文化接触は、どんな新しい現象、成果をもたらすかを考え、広範な文化情報を総合化する能力を有する者を育てることを目標とする。また最近、コミュニケーション論としての音楽に関する科目もそろえている。
 3年次における演習II・III、研究II および4年次における演習IV は人文専修に設置されたものから系統にとらわれず自由に選択してよい。研究III 〜 研究V は他専修の専門科目のうちから選択履修し、自分のめざす学問的目標にそって自分でカリキュラムを作成し、人文研究に関するテーマを探究する卒業論文に重点的に取り組むことができる。ただし、エッセイや評論などの創作を卒業論文として提出することはできない。
2年次
人文演習T
人文研究T
3年次
人文演習U
人文研究U
人文演習V
人文研究V
4年次
人文演習W
人文研究W
※印は人文専修設置科目以外の科目、つまり他専修設置科目を取る
 人文の大学院としては文学研究科の「日本語・日本文化専攻」に「文化人類学」と表現系のゼミが置かれている。またそのほか個別の地域研究、ジャンル別の専攻への進路を考えることができる。

 

 

 一般に学生の希望としては、マスコミ関係への進出、教員志望、大学院への進学などがある。多くの専修の授業を履修することにより、現代の文化的、社会的現象に対して多角的で相対的な見方が身につくため、従来もこの方面へ進出した者が多い。また最近は一般企業へ就職する者も多くなってきており、進路は多様である。 

 

 

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