● 文学・言語系専修の概要

専修紹介
 私たちの専修は、言葉という視点から広く世界の文化、文学を理解、研究していこうとする学生諸君に向かって開かれています。言葉は内面のつぶやきに最も近い表現形態です。自己とは何か、そして人間はいかに世界に対して生きてきたのかを考える機会ともなるでしょう。
 ここでは日本文学、あるいは英米文学、フランス文学などのような一つの言語圏のなかで展開してきた各国の文学、言語文化を深く学ぶことができます。語学とその背景となる歴史や文化の知識を積み重ねていこうとする学生は、そうしたコースをたどっていくことが可能です。身につけた語学、文学の知識をもって教員になったり、大学院での研究生活に進んだりすることができます。
 いっぽう、近代、現代へと文化の交流が進むにつれて、詩人たち、作家たちはますます多くの文化圏からの影響関係の網の目の中で創作活動を繰り広げるようになってきました。物語のパターンも言語の壁を越えて存在します。この現象を考えると、各国別の文化、文学研究という枠組みは狭く感じられるかもしれません。自由にはばたく文学的な創造力の実際の姿に合わせて、柔軟で多角的な勉強ができるようにしたい、複数の言語、文化を同時に学べるようにしよう――これが私たちの専修構成の新しい方向性になっています。世界の文学、国際的な文化現象を広く見渡す視野をもった新しいタイプの文化の担い手を育てていきたい、というのが私たちの専修の狙いの一つです。
 文学・言語系専修の講義では、日本語日本文学、中国文学、英米文学、フランス文学、ドイツ文学、ロシア文学、言語学、文学理論を学ぶことができます。まず、基礎演習で専門家たちによってそれぞれの分野へのかみくだいた手引き、基本的な知識への入門がおこなわれます。
 2年以降の演習については、基礎演習に続いて、関連する演習を時代順に履修していく、いわば通時的な発展を追体験していく方法があります。あるいはまた日本文学の現代とアメリカ20世紀文学、ロシア・アヴァンギャルド芸術とフランス現代思想を、さらにその間に他専修の現代演劇論やマスコミュニケーション論の講義をとる、というようにいわば共時的な学習を自分の興味に従って組み立てていくこともできます。
 文学・言語系専修の総合講座には「アジアのことばと文化」「ヨーロッパのことばと文化」を扱う講座と「戦争と文学」を扱う講座とが設けられ、複数の教員による多様な見方の紹介がなされ、異なる意見に触れられるようになっています。
  この専修の卒業生は一般企業のほか出版関係、あるいは雑誌、新聞などのマスコミでの活躍が期待されます。また国語や英語の教員資格が取得できるほか、計画的な学習を積み重ねていけば、大学院進学への道もひらけます。

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