早稲田社会学会大会および総会

  早稲田社会学会HP TOP  

早稲田社会学会大会

当学会の年次大会は、例年、7月の土曜日に開催され、午前中に一般報告、午後にシンポジウムが行われております。

第71回(2019年度)大会および総会について

  開催のお知らせ

 本年度の早稲田社会学会大会および総会は、2019年7月6日(土) に、早稲田大学文学学術院(戸山キャンパス33号館3階第1会議室)において開催されます。
 シンポジウムのテーマはメガイベントは都市に何をもたらすのかです。


第71回大会プログラム

日時: 2019年7月6日(土)11:00〜18:00(受付開始 10:30〜)
会場: 早稲田大学戸山キャンパス 33号館3階 第1会議室
参加費: 1,000円(学部生は無料)

第71回大会プログラムPDFファイル

一般報告 11:00〜12:00


司会 池田祥英(早稲田大学)

報告者

三津田悠(早稲田大学文学研究科)
「道徳社会学への一視角」

大貫挙学(佛教大学)
「刑事司法における『主体』と『責任』――いわゆる『幼児連続殺人事件』の法廷言説をめぐって」

シンポジウム 13:30〜17:00


テーマ:メガイベントは都市に何をもたらすのか

報告者(敬称略)

高尾将幸(東海大学)
「スポーツ・メガイベントとローカル・アイデンティティ」

丸山真央(滋賀県立大学)
「メガイベントと『遺産』の都市的文脈」

多田治(一橋大学)
「都市開発と観光開発の歴史からみたメガイベント」

討論者:浦野正樹(早稲田大学)・新雅史(東洋大学)
司会者:熊本博之(明星大学)

<趣旨説明>
 2020年の東京オリンピックに続き、2025年には大阪万博まで開かれることが決定した。東西の大都市でメガイベントを開催することで投資を都市に集中させ、景気の浮揚を図ることで、地方にもその効果が波及する。このトリクルダウン仮説は、経済の成長期にあった1964年、1970年には一定の効果をもっていたかもしれない。だが、それから50余年を経た現代日本社会は、経済の成熟期、あるいは停滞期にある。このようなときに開催されようとしている2つの大都市メガイベントがもたらす「効果」とはいったい何なのだろうか。 そこで思い出されるのが、2014年に閣議決定された「国土のグランドデザイン2050」(GD2050)である。GD2050は1962年に始まる全国総合開発計画(全総)の系譜に連なる、第六次の全総にあたる国土計画なのだが、全総の基本理念ともいえる「国土の均衡ある発展」という思想は、GD2050ではほとんど姿を消している。それに代わって前面に押し出されているのが、財政状況の厳しさを前提に、限られた財源の中で効果を上げるためという理由で正当化された「選択と集中」の思想である。しかも「投資効果あり」と見なす際の根拠となっているのは、国家としての日本への貢献の度合いである。 このような状況下で、メガイベントが東京と大阪で開催されることの意味を考えたとき、そこに見えてくるのは、都市へのさらなる投資の集中と、それに伴う地方への投資の削減を正当化したいという政府の意向だ。それはGD2050が、東京―名古屋―大阪を1つの巨大都市圏と見立てるスーパーメガリージョン構想を示していることからも明らかだろう。さらにはメガイベントを「錦の御旗」とし、さまざまな制度変更をなし崩し的に実施することができれば、政府の統治能力はより強まる。こうしたハード・ソフトの両面で進められる政策が、都市に住まう人々に、ひいては日本社会全体に及ぼす影響は、メガイベントが終わったあとも長く続いていく。政府の狙いはそこにこそあると見るべきだろう。  このような問題意識のもと、本シンポジウムでは、これまで実施されてきたメガイベントが都市や地域社会に及ぼす影響について研究してきた3名のシンポジストを招聘し、討論者、および参加者の皆さまとの議論を通してこれらの問いについて答えを出していきたい。それは、メガイベントがもたらしてきた「遺産」について、批判的に振り返る営みとなるであろう。近い将来、必ず訪れる「祭りのあと」の衝撃に対する備えとなるような議論が展開されることを期待している。
(文責:明星大学 熊本博之・早稲田大学 石倉義博)  






過去の大会プログラム

第70回大会 (2018年7月14日)
第69回大会 (2017年7月 8日)
第68回大会 (2016年7月 9日)
第67回大会 (2015年7月 4日)
第66回大会 (2014年7月 5日)
第65回大会 (2013年7月13日)
第64回大会 (2012年7月14日)
第63回大会 (2011年7月 9日)
第62回大会 (2010・7月10日)
第61回大会 (2009年7月 4日)
第60回大会 (2008年7月 5日)
第59回大会 (2007年7月14日)
第58回大会 (2006年7月 1日)
第57回大会 (2005年7月 2日)
第56回大会 (2004年7月 3日)
第55回大会 (2003年7月 5日)
第54回大会 (2002年7月13日)
第53回大会 (2001年7月14日)
第52回大会 (2000年7月 8日)
第51回大会 (1999年7月10日)
第47回(1995年度)〜第50回(1998年度)
  Copyright (c) The Waseda Sociological Society