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早稲田大学国語教育学会

学会誌

学会誌『早稲田大学国語教育研究』

≪「早稲田大学国語教育研究」第45集 原稿募集のお知らせ≫

【特集 「論理国語」と「文学国語」

 令和四年度入学生から高等学校等の新学習指導要領が年次進行で実施され、昨年度は、「現代の国語」「言語文化」の授業が行われ、今年度は選択科目「論理国語」「文学国語」「古典探究」「国語表現」の授業が可能となりました。産経新聞(令和四年三月九日)によると、「論理的・実用的な文章」を求めた「現代の国語」に小説を載せた教科書が多くの採択を得ましたが、「論理的・実用的な文章」を求めた「論理国語」においても「山月記」や「こころ」を載せた教科書が検定を合格し、教科用図書検定調査員議会では「小説掲載が一切禁じられているわけではないが、新要領の趣旨に照らし一層厳正な審査を行う」との見解をまとめました。多くの高等学校では、国語の選択科目として「論理国語」と「古典探究」を実施するとの予想があり、定番とも考えられる「山月記」「こころ」「舞姫」等の「小説教材」の扱いについて検討され、小説教材を載せた「論理国語」の導入も考慮されたと思われます。
 また、こうした状況下で「論理国語」「文学国語」の授業が始まったことで、これらの科目の観点別評価の取り扱いについても、新たな課題が見えてくるのではないでしょうか。
 更に、「論理国語」と「文学国語」におけるICTの活用と生成AIの取り扱いも重要な課題となっています。
 本特集では、新科目「論理国語」と「文学国語」の実施及び評価から見えてきた課題・対応等を中心に、高等学校におけるICTの国語科の対応や、小中学校の実践から高校の新しい国語科に参考になるもの等も含め、幅広くみなさまからの投稿をお待ちしています。


※特集のほか、一般の投稿(特集外論文・実践報告・研究ノート・現場から)も受け付けております。投稿規定、現行のテンプレートなど詳細は投稿についてをご覧ください。
※投稿締切は、【2024年9月24日(火)】必着です。
※投稿締切を過ぎますと、受付いたしかねますので、ご注意ください。
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