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早稲田大学国語教育学会

早稲田大学国語教育学会は、国語教育に関心を有する早稲田大学の教員・卒業生を中心に組織された全国的学会で、2023年4月現在の会員数は523名となっています。
例会・大会を年に数回開催し、機関誌『早稲田大学国語教育研究』を年に1回発行しています。会員には例大会の案内状、機関誌、会員名簿を送付します。
会費は年額3000円(学生は在籍確認が取れた場合は会費無料)、入会金は不要です。
入会の案内はこちらです。

 新着情報


2024年度春季例会(第299回例会)のお知らせを更新しました。(2024/3/13)new!

『早稲田大学国語教育研究』第45集 原稿募集のお知らせ。(2023/11/24)new!

・2023年4月1日より会員管理システム「SMOOSY((株)アトラス)」を導入しました。
会員マイページ(https://wasekokukyou.smoosy.atlas.jp/mypage/loginにログインし、登録されている所属先や住所情報の確認・更新をお願いします。(2023/4/1)

現在受付中の申し込みフォームはこちら

 例大会のお知らせ

  • 2024年度春季例会(第299回例会)
 開催日  2024年4月27日(土)
 例会開始 15:00(14:30開場、オンライン会場は14:45開場)
 開催形式 ハイフレックス(対面とZoomを利用したオンラインの併用)
 会場   早稲田大学 早稲田キャンパス(※会場となる教室は現在調整中です。決まり次第お知らせいたします。

【発表】
 ストーリーマンガ教材化と読みの交流がもたらす学びの可能性
  山田 範子 氏(金沢星稜大学女子短期大学部)


 国語教育と和歌研究―和歌を読むとはどういう行為か―
  荒井 洋樹 氏(大阪大谷大学)


【発表要旨】
 ストーリーマンガ教材化と読みの交流がもたらす学びの可能性  山田 範子 氏
 博士論文では、ストーリーマンガが教材としてどのような価値を有し、マンガを読み合うことで学習者がいかに「読み」を成立させていくか明らかにした。また、リメディアル教育としての側面にも注目し、短大での実践を、高等学校をはじめとした国語科授業に逆照射し、「読むこと」の学習指導について新たな提言を行った。
 本発表では、このような自身の博論内容のセルフレビューを試みる。読みの対象としてストーリーマンガを教材化した実践報告について、マンガというメディアをいかに活用し、学習者のどのような能力向上をねらっているか整理する。また、文章教材における「読みの交流」に関する既存研究と発表者が明らかにしたマンガにおける「読み」の成立過程を比較し、ストーリーマンガを教材化することによって、学習者にもたらす学びの可能性を考察する。このような過程を通して、発表者の研究成果を位置づけるとともに、今後の研究の展望を述べる。


 国語教育と和歌研究―和歌を読むとはどういう行為か―  荒井 洋樹 氏
 国語教育における和歌の読解指導はほぼ表現技法の指導に収斂しているといってよい。このことは和歌文学会の企画出版であった『和歌のルール』(笠間書院 平成二六年)をはじめとして、和歌の入門書の大多数が表現技法を軸として項目立てを行っていることからもうかがえよう。平成三〇年版学習指導要領においても、「言語文化」において折句や本歌取りを活用した言語活動を設定しており、教育現場でもこのスタンスに変わりはないと思われる。
 しかしながら、表現技法を理解することでほんとうに和歌を読解し、理解できるようになるのであろうか。発表者は近時、表現技法を過度に重視することに対し、問題提起を行った(拙稿「『竹取物語』の和歌と解釈」『國學院雑誌』一二五―三 令和六年三月)。和歌を読むということはどういう行為なのかを捉え直すべき時期に来ているように思われる。現行の表現技法の定義は実態に即しているとはいえない部分も少なからずある。現在の和歌研究はこうした読解の現場からはあまりに遠く離れすぎてしまったのではないか。改めて表現技法の課題を洗い出すことによって、今後の検討へ向けた問題提起を行いたい。



 春季例会の参加方法

・対面方式(会員および一般参加の方)
 予約等は不要です(会員でない方もご参加いただけます)。
 開場時間後(14:30~)に会場(早稲田大学 早稲田キャンパス)までお越しください。

・オンライン参加(Zoom)
 ①会員の方
  例大会の案内状(3月下旬発送)に同封されたパスワードを使って、
  【2024年度春季例会参加用ページ】にお進みください。
 ②一般参加の方
  【一般参加申し込み用フォーム(オンライン参加)】よりお申し込みください。
  参加に必要な情報をご連絡いたします。
 ③本学に在籍する国語教育専攻の大学院生・国語国文学科の学生
  授業や大学院生MLを通じて参加方法をお知らせする予定です。


※お問い合わせ先:早稲田大学国語教育学会事務局[email protected]

 平曲動画の視聴の申し込みフォー (受付中)
2021年度春季例会で使用した鈴木孝庸先生の平曲(「木曾最期」「奈須与市」)を視聴できます。教材等にご活用ください。平曲動画の視聴をご希望の方は、申し込み専用フォームからお申し込みください。
 ※当該コンテンツは、平曲動画のみで、解説部分はありません。また、動画のダウンロードはできませんので、あらかじめご了承ください。
  • 過去の〈例会・大会〉の記録については、こちらをご覧ください。

 各研究会よりお知らせ

  • 古典教育研究会
      連絡責任者:勇 晴美([email protected]

    ■2023年度の予定
    以下例会の全てがZoomによるオンライン開催です。
    また内容は「言語文化」教材としての古文作品を毎回取り上げ、授業案、教材を持ち寄り、検討していきます。

    第1回 5月7日(日)午後6時から午後7時30分

    「言語文化」教材としての「雪のいと高う降りたるに」(香炉峰の雪)及び「中納言参りたまひて」
    参加者が授業資料を持ち寄り、授業案、評価について検討します。

    第2回 8月27日(日)午後6時より(zoomによるオンライン開催)
    題目 「俳句の鑑賞と創作の指導 ――言語文化の授業として――」
    内容 「言語文化」の教材となっている俳句を鑑賞し、「句会」を体験していただき、俳句の創作指導のポイントを考えます。
    発表・句会のコーディネート 勇 晴美(早稲田大学教師教育研究所 招聘研究員)
    (詳細は後日)

    第3回 10月29日(日)午後6時から午後7時30分
    第4回 1月初旬の日曜日または3月下旬の日曜日 午後6時から午後7時30分

    ※研究会で実践報告または、教材研究などの発表をご希望の方は5月末日までにご連絡ください。第2回以降でご発表いただきます。


    ※詳細につきましては、連絡責任者までお問い合わせください。

  • 国語教育史と実践に学ぶ会 
      連絡責任者:美谷島 秀明
    [email protected]

    ■2023年度の予定
    ----------以降の予定の日時は今後変更となる可能性があります。----------
    ※2023年度の研究会は以下の日程での開催を予定しております。
     ご発表いただける方は、お気軽に連絡責任者までご連絡ください。

    第231回 6月3日(土)15時30分~18時
     会場:早稲田キャンパス16号館701教室(対面・オンライン併用)
     内容 〈自由討議〉
     討議1 「「探究」の課題と可能性 ―会報と学会誌を資料として―」
     討議2 「2023年度大学入試を振り替える」
    第232回 7月29日(土)15時30分~18時30分
     会場:早稲田キャンパス16号館701教室(対面・オンライン併用)
     発表① 発表者 都築 航氏(富山県立小杉高等学校)
     発表② 発表者 野村 耕一郎氏(群馬県立渋川女子高等学校)
    第233回 9月23日(土)15時30分~18時30分
     会場:早稲田キャンパス16号館701教室(対面・オンライン併用)
     発表① 発表者 原 夏絵氏(関東学院六浦中学校・高等学校)
     発表② 発表者 榎本 隆之氏(早稲田大学高等学院)
    第234回 10月21日(土)15時30分~18時30分
     会場:早稲田キャンパス16号館701教室(対面・オンライン併用)
     発表① 発表者 松井 萌々子氏(明治大学付属明治高等学校・中学校)
     発表② 発表者 加瀬 幸志朗氏(東邦大学付属東邦中学校・高等学校)
    第235回 12月23日(土)15時30分~18時30分
     会場:早稲田キャンパス16号館701教室(対面・オンライン併用)
     発 表 発表者 美谷島 秀明氏(早稲田大学高等学院・中学部)
     講 演 講 師 浅田 孝紀氏(早稲田大学非常勤講師)
    第236回 2024年3月23日(土)15時30分~18時30分
     会場:未定(対面・オンライン併用)
     発表① 発表者 市川 涼氏(東葉高等学校)
     発表② 発表者 上畠 祥子氏(浦和ルーテル学院小学校・中学校・高等学校)

    ※毎回の研究会は実践報告を基本とし、研究者の講演や実践論文の輪読といった内容を取り入れる。新課程の実践のあり方を引き続き検討するほか、これまであまり論じてこなかった分野にも注目していく。

    ◆運営委員会
    2023年度第1回運営委員会
     日時 8月18日(金) 19時00分~20時00分
     開催方法 zoomを利用したオンライン開催
    2023年度第2回運営委員会
     日時 2月頃の開催を予定
     開催方法 zoomを利用したオンライン開催

    ◆会誌の発行
    「国語教育史と実践に学ぶ会 会報」第8号 3月頃の発行を予定


    詳細につきましては、連絡責任者までお問い合わせください。

  • 国語教育学会愛知県支部
      連絡責任者:吉田竜也([email protected]

    ■2023年度の予定
    6月18日(日) 13:00~ 愛知県支部役員会・読書会
     於・愛知淑徳大学星が丘キャンパス15E教室
    7月1日(土) 愛知県支部会報第17号発行


    12月3日(日) 13:00〜17:30 愛知県支部第18回研究発表会
     於・愛知淑徳大学 星が丘キャンパス 25A教室(地下鉄東山線・星ヶ丘駅下車、徒歩5分)

    《研究発表会》 13:05〜15:15 テーマ; 複数テキスト〈読み比べ〉の方法と実践
    早川 悠介(愛知県立桃陵高等学校)13:05〜13:35
     「短歌を用いた読み比べについて」
    杉浦 孝幸(愛知県立安城東高等学校)13:35〜14:05
     「読み比べの実践例と生徒の実態」
    三浦 千加子(愛知県総合教育センター)14:10〜14:40
     「新入学生徒の学力に関する研究——読み比べ問題の分析の視点から(報告)——」
    質疑応答・ディスカッション 14:45〜15:15

    《講演会》 15:30〜17:00
    田渕 句美子(早稲田大学 教育・総合科学学術院 教授)
     「『百人一首』とその撰者」

     どなたでもご参加いただけます。事前申込み不要。当日、資料代としてお一人300円申し受けます(おつりのないようにお願いします)。


    ※詳細につきましては、連絡責任者までお問い合わせください。

 申し込みフォーム各種

  • 現在受付中のフォームは以下の通りです。

  • 平曲動画の視聴フォーム

    ※フォームは入力が完了すると、最初に登録したメールアドレス宛に入力内容の控えが届きます。入力控えが届かない場合は、アドレスに間違いがないか、お確かめください。なお、ファイルのアップロードが必要な申請フォームは、スマートフォンからはアクセスできない場合があります。

The Japanese Literature and Language Education Society of Waseda University早稲田大学国語教育学会

〒169-8050
東京都新宿区西早稲田1-6-1 早稲田大学教育学部内 早稲田大学国語教育学会事務局