早稲田キャンパスの正門から構内に入りすぐ左手、2号館内に會津八一記念博物館はあります。2号館は、1925年に図書館として建てられた学内で2番目に古い建物になります。中央図書館が現在の位置に移転後、古くからの早稲田を偲ばせるこの建物は、創建当初の意匠をいかしながら、1998年に會津八一記念博物館として生まれかわりました。
当館では、東洋美術部門、考古学部門、近代美術部門がそれぞれ年一回の企画展を開催し、常設展示室でもそれぞれの分野による特集展示をおこなっています。また、2009年の5月12日には、富岡重憲コレクション展示室がオープンし、当館は、早稲田ゆかりの美術品や研究資料だけではなく、書画や陶磁器の逸品を学内で間近にみることのできるスペースとなっています。