研究科長メッセージ

研究科長 佐々木宏夫 早稲田大学大学院会計研究科長
佐々木 宏夫 -HIROO SASAKI-
知恵と論理に秀でた会計専門家を育成したい。
略歴1979年信州大学理学部数学科卒業。1981年一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了、同博士後期課程に進学。1982年より米国に留学。 1987年ロチェスター大学Ph.D(経済学博士)取得。同年、名古屋市立大学経済学部専任講師。名古屋市立大学助教授を経て、1993年早稲田大学商学部助教授(96年教授に昇任)。1997年~1999年大蔵省(現 財務省)に出向(大臣官房専門調査官 兼 財政金融研究所主任研究官)2005年早稲田大学大学院会計研究科教授を併任。2010年大学院会計研究科長に就任。

メッセージ

現代は「知恵と論理」の時代です。実務の現場においても「知恵と論理に優る者が勝利者になる」という状況 が生じています。

「知恵」の重要性は、マイクロソフトやアップルなど、現在の世界でもっともアクティブな企業の最大の財産 が優秀な頭脳集団であることからも明らかでしょう。

「論理」は、知恵を醸成し問題解決の方策を考えるときの「思考の言語」であると同時に、プロフェッショナ ル同士や異なる文化に生きる人々が意思疎通を図るための「コミュニケーション言語」でもあります。

たとえば、皆さんが将来公認会計士として監査の現場に立ったとき、皆さんが下す判断の一つ一つは、会計学 の普遍的理解および会計制度に関する最新の知見に基づいて論理的に組み立てられたものでなければなりま せん。その知恵と論理はクライアント企業の経営者や株主、あるいはステイクホルダーがなるほどと納得するだ けの説得性と明晰さ、そして頑健性を備えたものでなければならないでしょう。

早稲田大学大学院会計研究科は、会計と税務に対する深い学識を核にして、これからの時代の監査人やビジネ スマンに必須の多様な能力を身につけた、専門性の高い職業人を養成する「会計を中心とするビジネススクール」 です。

わたしたちの教育の目的は、数年たらずで陳腐化しかねない広く浅い「知識」を皆さんに伝授することではあ りません。就職から引退に至る長期にわたる職業上の人生航路において、皆さんがさまざまな困難や解決すべき 問題に直面したとき、自らの力で答えを見出すことのできる問題解決能力と、顧客や上司、同僚、マスコミなど、 仕事上の関わりを持つさまざまな人々を説得する能力を身に付けた、知恵と論理に秀でた職業人の育成が、私た ちの目標なのです。

当研究科は、早稲田大学に戦前から連綿として続いている会計学の伝統の上に、会計学はもとより税務、法務、 経済学、情報・金融テクノロジー、コミュニケーションなど、これからの専門職教育に不可欠な分野の優秀な教 授陣を迎えて発足した情熱と活気に満ちた大学院です。優秀な教授陣と意欲的な学生、そして社会で活躍中の修 了生たち、このすべてが当研究科の財産なのです。当研究科では今まさに教員、学生、修了生の強固な人的ネッ トワークが形成されつつあります。このネットワークは、今後ますますシナジー効果を発揮し合い、日本の会計 を中心とする専門的職業人の世界で強い影響力を発揮するものになることを、私は確信しております。

皆さんがこの素晴らしいネットワークのメンバーになることを、心からお待ちしております。

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