グライダーについて
グライダー(glider, sail plane)とは、動力に頼らずに空を飛ぶ(滑空)する航空機です。つまりエンジンがついていない飛行機です。
みなさんが想像するであろうパラグライダーとかハングライダーとは違います。航空法上は上空滑空機といって操縦するにはれっきとした国家資格がいります。そして航空部での活動でそのライセンスを取得することが可能なのです。
それでどうして空を飛べるのかというと、まずワイヤーで強く引っ張ります。 すると凧揚げの要領で高度400m程の高さまで上がるので、そこでワイヤーを切り離します。後は風の力を借りて、ゆっくりと紙飛行機のように空を飛んでゆきます。

飛行時間や飛行距離は気象条件やパイロットの腕次第で短くも長くもなります。目に見えない上昇気流を探り、高度を獲得しながら長時間長距離(5時間近く)を飛ぶときの喜びは言葉に表せないものがあります。このような飛行をめざす人々は自然が与えてくれる数限られたチャンスを確実につかむためにグライダーを自分の手足とすべく普段から練習をします。まるで自分が鳥になったように。またその美しい姿は「空の女王」とも呼ばれています。
そして世界に目を向けると、グライダーの最高到達高度はNASAの宇宙服を身にまとった2人が到達した上空15.4kmです、それは旅客機の一般的な飛行高度である上空10Kmを優に超えています。だがこれは2人が宇宙服を身にまとっていたからできたことであって、普通に体験できる飛行高度は1~3kmです。 飛行距離の世界記録はアンデス山脈の300km超。他にも飛行時間は8時間以上飛んでいる記録も多々あります。そして早稲田大学航空部は世界レベルのパイロットを数多く輩出しているのも強みのひとつです。
また グライダーは過度な力や体力を必要とせず、生涯スポーツとして愛されています。
日本最高年齢のパイロットはなんと88歳。誰もが長時間座っていることに耐えられるのであればできるスポーツです。
そして何よりも重要なのは、このようなスポーツは高校ではほとんどできません。つまり誰もが初心者。誰もが初めて。そしてそこには経験という差が存在しません。事実多くの先輩方が、この早稲田大学航空部でグライダーを始め世界大会等の多くの大会で優秀な成績を収めています。以下はOBも出場した世界大会の映像です。